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【料理でわかるヨーロッパ各国気質】要約まとめ [本/歴史地政]


料理でわかるヨーロッパ各国気質

料理でわかるヨーロッパ各国気質

  • 作者: 片野 優
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【料理でわかるヨーロッパ各国気質/片野優、須貝典子/16年9月初版】
ヨーロッパ各国気質の料理編。
今回は欧州20カ国の料理と気質について描かれてます。

大雑把にいうと以下。
・カトリック=ラテン系=陽気でいい加減=人生を楽しむ=ワイン文化=食事がうまい
・プロテスタント=ゲルマン・アングロサクソン系=厳格・自分を律する=ビール文化=食事がまずい

以下に国ごとにかんたんな要約を。


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<イギリス/6511万人/キリスト教が7割(うち英国国教会が6割)>
・ヨーロッパで2番目にまずい料理の国。
・たった6つしかない家庭料理(読書メモで後述)。



<フランス/6633万人/キリスト教(カトリック)7割>
・ワインで人物鑑定。独善的な気質が生んだ世界最高峰の料理
・13か所のブドウの生産地があり、ボルドーはワインの女王、ブルゴーニュはワインの王様。
・ほかにもシャンパーニュ、ボジョレー、プロヴァンス、地方ごとに特色がある。
・大統領官邸には1万5千本のワインがあり、国賓ゲストのワインを選ぶのは大統領の専権事項。



<オランダ/1700万人/キリスト教(カトリック24%、プロテスタント16%)、無宗教54%>
・イギリスと3度も戦争したので、イギリスが世界にダッチの悪口を吹聴している。
・寛容でケチな自由主義者。イギリス料理とどちらが最低か。
・カルヴァンの魂が生きる質素な料理(読書メモで後述)。
・ラテン系のフランス人が「食べるために生きる」のに対し、オランダ人は「生きるために食べる」。



<ベルギー/1132万人/キリスト教(カトリック75%、プロテスタント25%)>
・イギリスの出会い系サイトで、ベルギー人は「世界で最もダサイ国民」に輝いた。
・ベルギー人はフランス、オランダ、イギリスからばかにされるのは慣れてる。
・チョコとワッフルとビールが有名で、国民食はフライドポテトのフリッツ。



<ドイツ/8177万人/キリスト教(カトリック3割、プロテスタント3割)>
・ドイツ3大料理は、ソーセージ、ジャガイモ、ザワークラフト(酢キャベツ)

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・ドイツにはソーセージが1500種類以上もある。
・「それは私にとってソーセージ」という言い回しは、どうでもいい、大したことないという意味。
日本人が「湯水のごとく」という言葉を使うようなもの。
・「ビールは麦芽、ホップ、水、酵母のみを原料とする」食品に関する最古の法律。1516年公布。



<オーストリア/870万人/キリスト教(カトリック)6割>
・ハプスブルグがもたらした「小さなワイン大国」
・ウィーンの北のはずれのドナウ川沿いはワインの産地で、ベートーベンは英雄をここで作曲した。
・ベートーベンはワイン好きで、作曲の際はワイングラスを手放さなかった。



<スイス/824万人/キリスト教(カトリック38%、プロテスタント26%)>
・オメガ、ロレックス、フィリップモリス、ネスレ、金より堅いスイスフラン。
・スイスには谷間ごとに異なる国がある。26の州は独自の憲法、政府、議会、裁判所を持っている。
・パンを捨てないスイス人の、モッタイナイ精神を代表する料理がチーズフォンデュ。



<ギリシャ/1081万人/キリスト教(ギリシャ正教)98%>
・国民1人あたりのトマトとオリーブオイルの使用量は世界一。
・そのほかの世界一は、チーズ使用量、はちみつ使用量、喫煙率、セックスの頻度。
・男女ともにアメリカ人に次いで、ヨーロッパでは最も肥満指数が高い。



<イタリア/6080万人/キリスト教(カトリック)8割>
・アモーレ(愛して)、カンターレ(歌って)、マンジャーレ(食べて)、陽気でおしゃべり、人生を謳歌する。
・イタリア人は日本のナポリタンを食べると、これはスパゲッティではない、と怒る。



<スペイン/4645万人/キリスト教(カトリック)75%>
・ヨーロッパの関西人は、1日に5食も食べる。
・朝7時に朝食、11時に職場近くのバルで軽くタパスをつまむ、午後2時に昼食&昼寝、
職場に戻り夕方バルでタパスをつまむ、夜の9時に遅めの夕食。
・なぜスペイン人はイージーなのか?とスペイン人に聞くと、「神はすべてを許したもう」
カトリックは告解して懺悔すれば、不倫も嘘も盗みも、すべて許してもらえることになっている。



<ノルウェー/521万人/キリスト教(ノルウェー国教会78%、カトリック5%)>
・1人当りGDPは世界4位。1969年に北海油田が発見され金持ち国に。
・化石エネルギーの収益は全て年金に回して、その残高は112兆円。
国民1人あたり2187万円の積立金がある。
・見栄を張らず質素で素朴な国民性。人権先進国。食材はサーモン、サバ、などの魚介類や、
トナカイ、ヘラジカ、カモ、羊肉、クジラなど。冬を乗りこえるための保存食が目立つ。



<スウェーデン/988万人/キリスト教(スウェーデン国教会)7割>
・IKEAの国。ザリガニパーティが好き。40度のシュナップスで一斉にスコール(乾杯)。
一気に飲み干すと全員の手がザリガニに伸びる。
・フリーセックスの国。国営薬局チェーンで大人のおもちゃを販売している。
よりよいセックスのために研究と努力を惜しまない。



<ロシア/1億4651万人/キリスト教(ロシア正教)75%、イスラム教19%>
・現在8割のロシア人が自分は正教徒だと考えているが、教会に通ってるのは10人に1人。
クリスマスのミサに足を運んだのは、モスクワ市民1200万人のうち28万人ほど。
・ボルシチとピロシキが有名。しかしボルシチはウクライナの民族料理。
ウクライナなどの多民族料理を除くと、独自のロシア料理はシチー(キャベツのスープ)しかない。



<チェコ/1055万人/キリスト教(カトリック)10%、無信仰34%>
・22年連続1人あたりビール消費量世界一。ドイツ人の1.4倍飲む。他の酒に浮気しない。
・チェコでは料理を食べながらビールを飲むのは邪道。つまみなしでひたすらビールを飲む。
・誠実で礼儀正しく、たまにいう冗談はまったく面白くない。ガラスのように繊細で神経質。
重箱の隅をつつくような議論を好む。



<トルコ/7874万人/イスラム教>
・世界3大料理は、フランス料理、中華料理、トルコ料理ということになっている。
3国とも宮廷料理として発展した。トルコはオスマン帝国の繁栄による。
・イスタンブールの街中で「お茶を」と誘われたら、十中八九は絨毯屋の客引き。



ハンガリー、セルビア、クロアチア、ボスニアヘルチェゴビナ、マケドニアは省略します。

以下にその他の読書メモを。


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たった6つのメニューしかないイギリス料理

2008年に英国「タイムズ」紙が、「普段どんな料理を作っていますか」
と1400家庭にアンケート調査した。

98%の家庭が6つのメニューしか作っていないという、驚くべき事実が明らかになった。
ローストチキン30%、スパゲッティボロネーゼ27%、炒め物12%、
ソーセージのマッシュポテト添え12%、カレー10%、ポークチョップ7%。

イギリスのスパゲッティは15分以上も煮込むので麺がふにゃふにゃ。
お湯をよく切ってないので水っぽい。スーパーでは麺とソースが一緒に入った缶詰が売れている。
イギリスではイタリア人はスパゲッティを食べようとしない。

イギリスのソーセージの中身は半分がパン粉。かつて飢饉が発生したときにパン粉を入れた。
それがいつしか伝統の食材になってしまった。ドイツ人はイギリスのソーセージをけっして食べない。
ちなみにドイツでは肉を100%入れないと法律違反になり、そもそもソーセージと呼んではいけない。

なぜイギリスでは家庭料理の数がここまで少ないのか?
タイムズ紙の調査によると、家族が好まない37%、作り方を知らない32%、メンドクサイ31%。




なぜイギリスで紅茶が普及したか?

紅茶をイギリスの宮廷に伝えたのは、ポルトガルからイギリスに嫁いだキャサリン王妃。
しかも王妃が嫁ぐにあたって、当時ポルトガル領のボンベイを持参金代わりにした。
イギリスはボンベイを足掛かりに紅茶貿易に乗り出し、やがて紅茶は庶民にも普及する。

紅茶が受け入れられたのは他にも理由がある。
イギリスの水は硬水で、カルシウムやマグネシウムを多量に含んでいるので飲料には適さない。
そこで水代わりに安全なビールが飲まれたが、おかげでアル中ばかり増えた。
牛乳は腐りやすく、コーヒーはフランスやオランダに独占されてしまっていた。
それに加えて1665年にロンドンでペストが大流行し、殺菌作用があることから紅茶は定着した。

イギリス人の年間の紅茶消費量は2.6キロで、1日4~5杯の紅茶を飲んでいる計算になる。




カルヴァンの欠点とは何か?

19世紀までオランダ人の60%はプロテスタントで、カルヴァン派が主流だった。
カルヴァンは、1541年に教会改革と政治改革をあわせた神権政治を断行した。
勤勉を奨励し、貯蓄を肯定するカルヴァンの職業倫理は、のちに資本主義を発展させる原動力になる。

カルヴァンは安息日を除いて毎日18時間働き、酒も飲まず、質素な食事をとり、
完璧主義の模範の道徳人間だった。

彼の欠点は市民にも同じ行動を強要したことで、衣服の色や食事の献立に至るまで、
厳しい規制をもうけた。




料理をする男性の比率

近年増えたとはいえ、世界的に見れば料理をする男性の比率はまだ15%。
ちなみに料理する日本男性は4%と世界最低。




次はイタリアかスペインに生まれて、人生を謳歌したいです。
ホール&オーツで、イタリアンガール♪ めずらしくオーツのリードボーカル。




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  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2013/07/24
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(関連記事)
【ヨーロッパ各国気質/片野優+須貝典子/12年4月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2012-08-18

【日本人になりたいヨーロッパ人/片野優 須貝典子/14年10月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2015-02-21

【宗教消滅/島田裕巳/16年2月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-04-27


そういえばアマゾンプライムビデオに、宇宙戦艦ヤマト2199が追加されてました。
これでヤマトが見放題です。
またね~♪

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コメント 8

青山実花

これは面白いデータですね。
それにしても、
イギリス人のこれ↓
「作り方を知らない32%、メンドクサイ31%。」
なんだか笑えます。
今度イギリス映画を観た時は、
食卓の上を注視してみます(笑)。



by 青山実花 (2016-12-21 17:31) 

song4u

ポルトガルもなかなかいい国なんじゃないかと思うけど、
ヨーロッパ枠に入れてもらってないんですかねえ?
ちょっと寂しいかも。。
by song4u (2016-12-21 18:11) 

みかん

donさん、こんばんは^^

>料理する日本男性は4%と世界最低
!! 世界最低とは(;^_^A

このソーセージの写真が美味しそうですっ。
わたしも、来世はフランスかスペインあたりで
暮らしてみたいな~(笑) 楽しく、生きたい。

イギリスの家庭料理にはオドロキです。
メンドクサイ! けど作りますよ~(苦笑)。

by みかん (2016-12-22 09:11) 

don

青山さん、こんにちは~
今の時代コンビニ惣菜で十分ですしね。
わざわざ時間かけて、メンドクサイと思う人は日本でも多いかと。
とはいえ、ひと手間かけると、おいしいいのも事実です。
[__犬]
by don (2016-12-22 12:30) 

don

song4uさん、こんにちは~
あれ?たしかにポルトガル抜けてますね。
どこいったんだろ。あれ?
[__犬]
by don (2016-12-22 12:32) 

don

みかんさん、こんにちは~
料理はちゃんとしたものは作れないです。
野菜切って、野菜炒めとか。それを料理と呼んでいいのかという。
料理作ってると言えばつくってますが、手の込んだものはつくれない。
もしアンケートがあったら、料理しないと回答するかもです。

昨日はサイゼリア飲みで、写真のようなソーセージを食べました。
サイゼリアは安いです。まわりは学生が多かった^^
[__犬]
by don (2016-12-22 12:36) 

ヒサ

donさん、こんばんは〜
今年の秋にドイツに出張したので大変興味深く拝見しました。
ソーセージとビールは本当に最高です!世界一だと思います。
でも逆に言うとそれしかなかった印象です(汗)
新鮮な野菜はほとんど出てきません。寒いからなんですかね・・・

あー、ドイツのソーセージとビールだけで毎日暮らしたいです(笑)
by ヒサ (2016-12-30 23:59) 

don

ヒサさん、こんにちは~
今年の秋にドイツいかれましたか。
ドイツもフランスも、さいきんは物騒ですよね。
世界も色々と大変です。

ぼくもソーセージとビールと酢キャベツだけで暮らしたいです。
なんか体を悪くしそうだけど。旨いものは体に悪いんですよね^^
[__犬]
by don (2016-12-31 13:18) 

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