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【金価格は6倍になる、いますぐ金を買いなさい】要約まとめ [本/Biz経済]


金価格は6倍になる いますぐ金を買いなさい

金価格は6倍になる いますぐ金を買いなさい

  • 作者: ジェームズ・リカーズ
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/12/07
  • メディア: 単行本


【金価格は6倍になる、いますぐ金を買いなさい/ジェームズ・リカーズ/16年12月初版】
刺激的なタイトル。6倍は理論値。
そこまではと思うけど、ナンボか上がると個人的には思ってます。

1933年から1975年まで、アメリカでは金を保有することは違法でした。
ご存知でしたか?1933年から禁止になった大麻みたいですが。
大麻は禁酒法廃止のバーターで禁止になった。警官や役人が職を失うので。



米政府はどうやって国民に金貨の使用をやめさせたのか?

銀行が硬貨を徐々に流通から除去し、それを溶融して400オンスのバーに鋳造し直した。
400オンスのバーをポケットに入れて持ち歩く人はいない。
国民は紙幣のほうが便利に感じ、金貨にとって代わった。
1933年に金の所有が違法とされる頃には、もうあまり多くの金は出回ってなかった。

今日、同じプロセスが進行してます。
人々は紙幣の代用となるデジタル通貨を、そのほうが便利だと受け入れつつある。

金貨から金を裏付けとする紙幣に、それから不換紙幣に、さらにデジタル通貨に。
そのプロセス全体でおよそ100年。プロセスのそれぞれの段階で、
政府が国民の資産を接収するのが、ずいぶん容易になった。



なぜ金は価値があるのか?

元素は118個ある。
室温で気体や液体は除去。12のアルカリ元素は雨が降ったら溶けてしまう。
30種の放射性元素や、ヒ素など毒性のモノも除去。

鉄や銅も錆びたり腐食したりする。
アルミはどうか?硬化にはちゃちすぎる。
チタンは硬すぎて古代の人には精錬できなかった。

消去作業が完了すると、貨幣として使える候補は8つしかない。
それらはいわゆる貴金属で、元素周期表の真ん中あたりに置かれている。
イリジウム、オスミウム、ルテニウム、プラチナ、パラジウム、ロジウム、銀、金だ。
金と銀以外は、貨幣にするには希少すぎ、融点がきわめて高いので簡単に抽出できない。
銀は空気中の微量の硫黄に反応して変色する。だから我々は金に特別な価値を置く。

金(Au)にはとどめの魅力もある。それは金色。
他の金属は空気にさらされと緑色になる銅を除いて、すべて銀色。
希少性、可塑性、不活性、耐久性、均一性をすべて備えている唯一の元素が「金」。



以下にその他の読書メモを。


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なぜ実物金は供給不足なのに金価格は低迷したのか


金は供給不足になっている。スイスの大手精製会社の幹部いわく、
生産される1年前に完売になる状態。COMEXの保管庫にある金は史上最低レベル。
保管業者や精製業者が需要に追い付いてない。

実物の金が供給不足なのに、なぜ金価格は低迷してるのか。
それは先物、未割当金の大量の空売りが価格を抑制している。
金価格は、実物取引とペーパー取引とが綱引きのような戦いをしてる。

2011年~2015年の低迷は、FRBの金融引き締め姿勢。
この期間にユーロは1.4ドルから1.05ドルへ、円は90円から120円に下落した。
多くのコモディティ価格は暴落した。

ドル高は持続するのか?答えはNO。
アメリカがドルの上昇を容認したのは、ユーロや日本が助けを必要としたから。
日本とヨーロッパに、通貨安という金融緩和の命綱を与えた。

FRBの失敗は、米経済が強いドルのコストを負担できるほど強くなかったこと。
FRBが望んでいるインフレを起こす唯一の方法は、ドルを安くすること。




金価格の低迷はアメリカと中国の利害の一致


現行の通貨制度が崩壊した場合、金の対GDP比は極めて重要。
通貨リセットをする際、諸国が集まって交渉することになる。
その会議はポーカーゲームのようなもの。
ポーカーテーブルにつくときはチップが必要。金はポーカーチップの役割をする。
交渉の席の発言権は、金をどれだけ持っているかで決まる。

世界には約3万5000トンの公的金しかない。
公的金とは、中央銀行、財務省などが保有している金のこと。
中国は過去7年間で3000トン以上の金を取得したが、購入プログラムは不透明。
中国は金取得プログラムが完了するまで、金の価格を低く抑え込んでおきたい。

中国は数兆ドルの米国債を保有している。
FRBと米国財務省は債務負担を抑えるためインフレを望んでいるが、
中国は米国債の価値がインフレによって損なわれることを恐れている。
インフレが発生したら中国は米国債をたたき売りする動機が生まれ、
それはアメリカの金利を上昇させ、米国の株式市場と住宅市場を下落させる。

インフレを望むFRBと準備資産を守りたい中国の妥協点は、中国が安い金を買うこと。
そうすればインフレ率が低い場合中国の金はあまり値上がりしないが、
中国が保有している米国債の価値は保たれる。
アメリカがインフレを発生させた場合、米国債の価値は下がるが中国の金は価値が上がる。

そこで奇妙な利害の一致が生まれる。
米国財務省と中国は、中国にはもっと金が必要であり、
金価格は中国が必要を満たすまで、高すぎてはならない。
本件は著者がIMFやFRB高官と議論してきたテーマ。


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国際通貨制度の崩壊はいつやってくるのか


10年先ではない。1~5年先という時間枠のどこか。いますぐ備えを始めたほうがいい。
崩壊がおこると、政府令や口座凍結などの政策対応を目にすることになる。
崩壊後は、金本位制もしくは金を裏付けとする修正SDRが採用されるかもしれない。
金とSDRが考えられるもっとも可能性の高い2つであり、
おそらく金を裏付けとするSDRが、すべての可能性のなかで最も好ましい。




金は中期的にいくらになり、投資配分はどうするべきか


世界の金融活動を支える金は存在しないのか?
世界には全部で17万トンの金があり、うち3万5000トンが、
中央銀行や財務省などが保有してる公的金。
それだけの金があれば、金の価格をかなり高く設定した金本位制にすれば、
世界の金融商業活動を支えることができる。

アメリカとヨーロッパと中国がM1をマネーサプライとし、
裏付けの金を40%とする金本位制で合意したとすると、
金のインプライド価格は1オンス約1万ドルになる。100%なら5万ドル。

著者の中期的な予想価格は1オンス1万ドル。
中央銀行がインフレを生じさせるのに成功した場合も、
インフレに失敗して最後のインフレ手段として金に頼る場合も。

金への投資配分(ポートフォリオ)は投資可能資産の10%~20%をすすめる。
現在世界の機関投資家の金への配分は1.5%にすぎない。
著者はペーパーゴールドより、現物を薦めている。




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(関連記事)
【膨張する金融資産のパラドックス/吉田繁治/15年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-02-27

【世界連鎖暴落はなぜ再発したか/副島隆彦/16年3月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-04-24

【そして偽装経済の崩壊が仕組まれる/塚澤健二/15年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-01-12

【金はこれから2倍になる/林則行/15年2月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2015-04-18


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