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amazon music unlimited レビューと感想 [音楽]





アマゾン・ミュージック・アンリミテッド年間契約しました。
これってライフスタイル変わりますよね。イノベーション。

これで誰でも音楽評論家になれる。そういう時代がやってきた。

音楽評論家になるには、知識と音源が必要です。

知識はネットに無尽蔵。音源は4000万曲聴き放題。
だれでも優れた意見にアクセスできるし、音源はアルバム単位で瞬時に聞ける。
コストは月にたった1千円弱です。

アンリミテッドはじめて、笑いが止まらないです。
アルバム単位で、ハードル・ゼロで、こんなにたくさんの音源入手していいのだろうか・・

無限に広がる大宇宙。4000万曲。これからもっと増えるでしょう。
どこから手を付けようか(笑)

これまで音源獲得量の差があったんですよ。一般人と評論家とは。
一般人はツタヤディスカス(1千円/月)使っても、年間50~60枚ぐらいでしょ。
評論家は1か月でそれぐらい聴いてるはず。これからその差がなくなる。
評論家冬の時代。


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各世代による音楽の接し方の違い


まず70歳前後。内田樹の話が興味深い。
60年代に中高生だった世代は、ビートルズ世代とか言われますが、
内田樹(1950年生まれ)がいた東京の中学で、
リアルタイムでビートルズを聞いてたのは、450人中10人だったそうです。

内田樹自身が各クラスをまわり「ビートルズ聞いてるやついる?」
とアンケートとってまわったらしい。

その10人で「A HARD DAY’S NIGHT」を見にいったとのこと。
残りの440人は、舟木一夫や坂本九を聞いてるか、ポップスにぜんぜん興味のない人たち。
ストーンズやキンクス聞いてるのは、たった2~3人。
というのが1964年東京の中学生の音楽的水準。



いまの60歳前後はさいしょのロック世代です。
会社の諸先輩で仲良くしてくれてる方々は、音楽好きが多いです。
ジャズのレコード3000枚持ってる人とか、プレグレ好きとか。

洋楽カラオケ一緒に行く先輩は、オリビアニュートンジョン・ファンクラブ会員だったそう。
でも裕福な人しか思春期に音楽に潤沢に接してない。「レンタルレコードがなかった」から。
LP買うかエアチェックしかなかった。



いまの50歳前後は音楽好きが多い。なぜなら2つのイノベーションがあった。
MTVと貸しレコード屋の誕生。とくに貸しレコード屋は大きいですよね。
目の前の視界がパーッとひらけた。新次元なイノベーション。

3千円弱のLPが200~300円でレンタルできるようになった。
カセットがBHFで400円ぐらい。合計600円でアルバム1枚の音源入手。
LP1枚の価格で5枚の音源を入手できる。
ぼくは毎週2枚のレコード借りてました。


高校卒業するまでの思春期に、年間100枚x5年で500枚ぐらいの洋楽アルバム聴いた。
音楽雑誌もミュージックライフやFM雑誌買ったり。エアチェックもした。
小林克也のベストヒットUSAも情報源。

思春期の小遣いのほとんどが音楽に消えました。
レコード&カセット代だけでも月に5千円以上。時間も相当費やした。
とはいえ音源の価格破壊があったので、上の世代よりコスパはいい。

ハズレつかむことも多かったです。ジャケ買いみたいなかんじで。
知識は音楽雑誌、ラジオ、ライナーノーツから得る。特にマニアな音楽はライナー重要。

どんなふうにハズレつかむか。
高校のときぼくは、サザンロックとカントリーロックを深堀りしてました。
ある日、ライナーが「カントリーゴスペル」の「オークリッジボーイズ」をおススメしてた。

なんだ?カントリーゴスペルって?
カントリーはイメージわきますよね。テイラースイフトみたいなやつ。
ゴスペルって「天使にラブソング」みたいな太った黒人がソウルフルに歌うやつ。
なんだ?その2つはどう考えても合体しない。

ヨウツベもネットもない。周りにはそんなマニアな音楽知ってる友人もいない。
誰も知らない。誰にも聞けない。調べる手段がない。前人未到の草むらを進んでる感覚です。

とうぜん中古レコード屋にもない。貸しレコード屋にもない。
新作レコード屋を数軒はしごする。ようやく見つけた。即買いですよ。

聴く前は正座してドキドキです。ビクターの犬みたいに。いったいどんな音だ?
天から舞い降りる、キラキラな音だったらどうしよう。小さな胸がいっぱいになる。

ええ、スカしました。なんじゃこりゃ。アメリカのど演歌(笑)。
同じアーティストでも、当たり作品とハズレ作品もあるし。

まあそういう経験を、いまのおじさんたちは積んでます。
時間と金を浪費しながら、自分にフィットするものを探求してた。


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安い!アマゾン・ミュージック・アンリミテッド


なんですかいったい。このローコスト。
ぼくは直近までツタヤディスカスしてました。
1か月1000円で4枚までCDやDVDが郵送されてくる。1年で1万2千円。
まあ新しいものは、1weekに1つあればいいじゃないですか。満足してました。

16年にアマゾンプライム始めた。
年間4千円で映画がかなりみれる。音楽も100万曲。それなりに聞き放題。
これに年間7800円足すと、アマゾンミュージックアンリミテッド4000万曲です。
合計で年間1万2千円で、曲は瞬時に聞き放題、映画はそれなりに見放題。

たった1か月1千円ですよ。むかしツタヤにどれだけカネ使ってました?
ぼくは毎週通ってたので、1か月に3千円/月は使ってたよ。
欲しい音源がなくなったので、途中でツタヤディスカスに変えたけど。
それでも聴けるのは年でアルバム50枚ぐらい。




アンリミテッドの4千万曲って、どんなかんじ?


「ヒットの崩壊」という本に書いてありましたが、
新作は、洋楽はほぼ100%。邦楽は半分ぐらい網羅されてます。

『2016年9月時点で、チャート上位50曲の1か月分の網羅率を測った。
米英は、スポティファイ&アップルミュージックともに100%。
(アデルのように配信開始を遅らせる例もあるが)
対して日本は、ビルボードジャパンHOT100上位50曲の1か月分の網羅率は43%』

いろんなブログの感想は、その人の音楽的趣味で、多いとか少ないとか書かれてます。
上記がぼくの知る限り、いちばん定量的な評価かと思います。


もうひとつ。
ケヴィンケリーの16年の話題作「インターネットの次に来るもの」より。

『大量の新しい作品が毎年創造されている。1年で800万曲。
最近の調査では、地球上で録音された曲の数は1億8000万になる。
通常のMP3なら人類の録音した音楽データの総量は20テラバイト。
現在20テラバイトのHDは2000ドルで買える。
5年後には60ドルになりポケットに入るサイズになる。
もうすぐあなたは、全人類の音楽すべてをズボンのポケットに押し込める』

英語曲を中心に1.8億分の0.4億、約4分の1が聞き放題サービスに網羅されてます。
アップル、グーグル、スポティファイ、アマゾン。どこも4000万曲。
DAMとJOYみたいに、得意ジャンルのちがいはありますが。

1年で800万曲って、毎年5%も曲数増えてるんですね。
むかしより作り手が増えたってことか。レッドオーシャンや^^;




どんな人がアンリミテッドにむいてるか


個人的には不要な人が多いと思う。うちは家族で僕1人だけ。
・年間50枚以上アルバム聴いてる洋楽好き。
・通勤に1時間以上ウォークマンを聴いてる、新音源に飢えた人。

大学生の息子らと話しました。家族割りにしようかと思ったので。
長男:プライム会員なのでそれで十分。そんなに音楽ファンじゃない。不要だと。
次男:邦楽好き。洋楽は聞かない。邦楽は網羅率が低いので不要だと。

まとめると洋楽中心に1日2時間ぐらい音楽聞いてて、新しい音源を常にチェックしてる人。

どんな曲があって、ないか。
洋楽でもLP時代の古いものは無いことがある。のちにCD化されてても。
新しいものやビッグネームは、ほとんどのアルバムが網羅されてる。
CD時代のツタヤディスカスよりは品ぞろえが多いです。


<クラシックロック>
新しいのは上に書いたとおり、けっこう網羅されてる。
じゃあクラシックロックはどうか。
ほとんどのアーティストは、ベスト盤を中心に数枚は必ずある。
メジャーなミュージシャンは、オリジナルアルバムに欠けもない。
だけど中堅どころは、けっこうアルバムに欠けがあります。

たとえば38スペシャルの大ヒットアルバム、ツアーデフォースはない。
たとえばPOCOの代表作である、レジェンドもない。
デフレパードは出世作のパロメニアがない。ありえへん。


<ジャズボ>
ドメジャーなホリーコール。
オリジナルアルバム9枚のうち5枚しかない。4枚欠けてる。

ざっとそんな感じです。1・8億分の0.4億だから、それぐらいは欠けるのでしょうか。


明日はクリスマスイブ。カントリーゴスペルのオークリッジボーイズの歌を。
神を称えるカントリーソングが、カントリーゴスペルです。
カモンダウン・プリーズ・ジーザス♪ 聴いてる人の顔が、めっちゃ満足そう^^




(関連記事)
【ヒットの崩壊/柴那典/16年11月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2017-02-07

【誰が音楽をタダにした?/スティーブン・ウィット/16年9月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2017-04-18

【インターネットの次に来るもの/ケヴィン・ケリー/16年7月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2016-08-30

【疲れすぎて眠れぬ夜のために/内田樹/2003年4月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2011-05-08

エクスペリアの「ミュージック」音源は、アマゾンミュージックが取り込んじゃう
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2017-12-09

この記事見ながらヒット作を思い出して、アンリミテッド深堀りしてください。
【ビルボード年間チャート60年の記録 /佐藤直人 /15年5月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2015-07-21


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扶侶夢

「各世代による音楽の接し方の違い」の考察が面白かったです。
CDレンタル店に日参した頃、二十数年前の40代の頃が一番よく聴いた時代でしょうか…。
それにしてもdon さんの読書や音楽に費やす時間&エネルギーには頭が下がります。
by 扶侶夢 (2017-12-23 21:23) 

don

扶侶夢さん、ありがとうございます<_ _>
暇なだけです。それと芸術を消費してるだけなので。
ほんとにエライのは、無から作品を創造する人たちです。
売れるかどうかは、時代にマッチするかどうかですが。
[__犬]
by don (2017-12-24 18:10) 

J.S.JUN

こんばんわ。
私の場合は、アニメやドラマになりますが、レンタルショップに通っていたころが懐かしくなります。その時は、確か銀河英雄伝説とかを2巻づつ借りていたような・・
いづれにしろ、音楽を手軽に聞ける環境は嬉しいですね。
Amazonでいえば、Kindle Unlimited Readingという読み放題サービスがありますね。donさんはどうお考えですか?
by J.S.JUN (2017-12-24 19:53) 

don

J.S.JUNさん、こんにちは~
すいません。やっぱり本は紙のほうが読みやすいです。
いちおうキンドル持ってますが、つかいににくて。
もっぱらマンガ用の保管庫になってます。

とくに書評とかしようと思うと、スピードと気づきが必要。
紙のほうが、めくりながら情報が瞬時に頭に入る。
そんなこんなで、いまだに紙を愛しるおっさんです(笑)
[__犬]
by don (2017-12-26 12:29) 

J.S.JUN

こんばんわ。やはり、donさんも紙派ですか。私もそうです[温泉マーク]
お財布と保存スペースを考えて、なるべく文庫で本は文庫になるのを待ってから買うようにしてます。
個人的には、酒のほそ道やバーテンダー等のコミックやラノベは電子書籍で購入し、通勤時間の暇つぶしに活用してます[カクテル]
by J.S.JUN (2017-12-26 22:16) 

don

J.S.JUN さん、こんにちは~
キンドルが当たり前の若い世代とかになると、
バリバリに使いこなすんでしょうね。
使いこなせないから、紙派なのかもしれませんが。

バーテンダー、ありましたね。
「瞬のワイン」が好きで読んでました。
酒系のマンガの多い原作者ですよね。
[__犬]
by don (2017-12-27 12:33) 

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