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【パナマ文書/渡邉哲也】要約まとめ [本/Biz経済]


パナマ文書 : 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

パナマ文書 : 「タックスヘイブン狩り」の衝撃が世界と日本を襲う

  • 作者: 渡邉哲也
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2016/05/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【パナマ文書/渡邉哲也/16年5月初版】
パナマ文書ご存知ですか?
2016年4月、「パナマ文書」と呼ばれる機密文書が漏えい。
国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)により、その内容が公表されました。

パナマ文書は、パナマにある「モサック・フォンセカ」という法律事務所によって作成されたもので、
この事務所がかかわる1970年代からの40年にもおよぶ、オフショア金融センターを利用する、
企業や人の取引情報です。

オフショアとは外国人や外国企業など非居住者向けのサービスのこと。
オフショアの多くは、タックス・ヘイブン(租税回避地)で、外人のもつ資金を呼び込んでいる。

「モサック・フォンセカ」はオフショア取引で世界4位の法律事務所です。
そのサービス提供地域は、ベリーズ、オランダ、コスタリカ、イギリス、マルタ、香港、キプロス、
英領バージン、バハマ、英領アンギラ、セーシェル、サモア、ネバダ州、ワイオミング州など。
提携金融機関は、主要なもので、ドイツ銀行、コメルツ銀行、HSBC,クレディスイス、UBS。

このパナマ文書には、合法違法を含めて、
これらの地域や金融機関を介して行われた、金融取引情報が詳細に記載されています。
データ量は2.6テラバイト、案件総数は1150万件、21万社の企業などの情報が含まれている。

この情報は、「南ドイツ新聞」が匿名者から入手したものです。
流出元のモサック・フォンセカは、ハッキングで漏えいしたと発表しています。

パナマ文書はその後、ICIJに送られて、80カ国、約400名のジャーナリストが分析します。
ICIJのサイトはここです。英語ですが⇒https://panamapapers.icij.org/

パナマ文書に記載された各国元首は、似顔絵入りで紹介されてます。
そのほかにも、習近平の義理の兄、プーチンの友人、キャメロンの父親、
メッシ、ジャッキーチェンなどもタックス・ヘイブンを利用していました。

パナマ文書の本当の衝撃は、これから始まります。

以下に本書からの要約読書メモを。

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<銀行存続の危機>
タックス・ヘイブンにおける最大の闇は、「匿名口座」と「匿名資金」。
これが金融制裁の対象国や、テロ、マフィアなどに利用されてきたといわれている。

9.11以降、世界の金融ルールは厳格化されており、
テロや暴力団関係者は、銀行口座や証券口座をもてなくなった。
しかし間に企業を挟むことでこれが可能になる。

本来マフィアなどの規制対象者が企業を設立すれば、その企業も金融規制の対象になるが、
英領バージンでは匿名での会社設立がゆるされているため、設立者がわからないようにすることができる。

またモサック・フォンセカのような法律事務所の役割は、
企業の設立や口座の取得に限らない。全権委任を受けた形にしておけば、
対外的には本人と同様に扱われ、電話1本でほぼすべての法律行為ができる。

パナマ文書はこれらのやり取りを明確にするものであり、
匿名企業や匿名口座の「真の所有者」が誰であるかが見えてくる。
そしてこの過程で問題になるのが、規制対象者の会社設立に携わった銀行ということになる。

パナマ文書で明らかになった取引案件については、
銀行がこの法律事務所を顧客に紹介したのではないかとされており、
間を取り持った可能性が指摘されている。

そういう銀行に対しては、非常に厳しい処分が下される可能性が高く、
銀行存続の危機に直結する可能性もある。

過去の実例は、2014年6月のフランスの銀行「BNPパリバ」。
アメリカ司法省から約1兆円の罰金と、ドル決済1年間禁止処分を受けている。
マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」は北朝鮮関連企業との取引で、
アメリカから金融制裁を受け、実質破たんして国有化された。




<ルクセンブルク>
パナマ文書では、パナマや英領バージンといったカリブを中心とした地域の問題が中心となるが、
世界のタックス・ヘイブンはカリブ海地域だけではない。
欧州においても存在し、アメリカではネバダ州など州そのものがタックス・ヘイブンとなっている地域もある。

欧州のタックス・ヘイブンのひとつに、ルクセンブルクという国がある。
ルクセンブルクは非常に豊かな国で有名だが、なぜ豊かというと、企業の法人税がほとんどかからず、
世界中のグローバル企業の本社が置かれているからである。
そこで働く個人の所得税も含めて、よその国から税源を奪っているから豊なのだ。




<シティは国内自治領>
イギリスのロンドン中心部に存在する「シティ・オブ・ロンドン・コーポレーション」、
通称シティには、100を超えるギルド(同業組合)が集まり、保険や銀行などの金融の中心地。
コーポレーションという名前がついているが、会社ではなく、ギルドの集合体。

シティはイギリスの国内自治領であり、一種の治外法権的地域になっている。
これこそが世界に存在するオフショアのモデルでもある。

自治領であるため、イギリス女王がシティに入る際には、ロンドン市長の許可ということになっている。
あまり知られてないが、ロンドンには2人の市長が存在し、1人は選挙で選ばれるロンドン市長、
もう1人が自治領シティの市長(名誉職1年交代)である。

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<地下経済から得られる15兆円の納税>
非合法であったり税金を払ってない経済を、シャドウ・エコノミーと呼ぶ。
その規模は推計ではあるが、OECDの調査によると、日本は名目GDPの12~15%とされている。

日本のGDPは約500兆円なので、シャドウ・エコノミーの規模は約60~70兆円。
日本の租税負担率は平均20%となるので、シャドウ・エコノミーから得られる税収は、
年間12~15兆円になる。




<ゆうちょの問題点>
規制強化が進んでない。抜け穴になる。
郵貯と銀行は監督官庁が違う。銀行は金融庁、郵貯は総務省。
これまで郵貯は金融庁の監査が行われてない。厳しい規制が郵貯にはかかってなかった。
コンプライアンスの概念が低く、考え方が古くあまい。

郵貯には口座開設時の審査が行われなかったので、不明な口座が多数存在する。
特定郵便局は、親が局長なら子も局長という世襲制が可能であり、郵便局のいわばフランチャイズ。
金融の素人である特定郵便局の職員が、厳格な金融審査をすることはほとんど不可能。

しかしFTAF「40の勧告」の国際ルールに基づいて、本人確認、犯罪収益移転防止が強化された。
銀行は金融庁の指導で厳格な対応を進めてきたが、もっとも対応できていないのが、ゆうちょ銀行。

ゆうちょ銀行には違法や不明な口座が多数存在し、
その対応がもっとも遅れているという状況が判明した背景には、SEALDsの存在が大きかった。

SEALDsはネットでゆうちょ銀行の口座を公開し、カンパ募集と称してお金を集めていた。
この口座名がSEALDsではなかった。口座の使用は名義人しかできないので違法行為。
また政治団体の届け出をする前から、寄付やカンパを募っていた。
SEALDsの主張通り、単なる任意団体として寄付を集めたなら、個人事業主となり、
寄付やカンパに対して、多額の所得税や贈与税を払わなくてはいけない。

今後朝日新聞社へのSEALDsの意見広告費用の扱いについても、調べが進むはずだ。
定価ベースで1500万円の広告資金はどこから出たのか、もし朝日新聞が特別価格としたなら、
朝日新聞からSEALDsへの寄付行為となる。政治団体は法人からの寄付が禁じられている。
確実な違法行為となる。政治活動は自由であるが、その運営には透明性が必要だ。




<タックス・ヘイブンを利用した脱税方法>
日本にAとBという会社があったとする。
この会社を合併させ、その親会社Cをタックス・ヘイブンにつくる。
そしてAとBは知的財産権などを、資本金の一部としてCに譲渡する。

決算前にA社は100億円、B社も100億円の利益が見込めるとする。
この場合日本の実効税率は35%前後なので、合計70億円の税の支払い義務が発生する。
しかしここでC社がAとBの両社に対して、知的財産権の使用料として100億円ずつ請求した場合、
A社、B社ともに利益はゼロになり、納税義務はなくなる。
最終的に200億円の利益を移したC社は、税率の低い国にあるため、わずかな税金の支払いで済む。

これが単純化した仕組みの解説であるが、実際にはもう少し複雑な処理を行う。
代表的な方法として、ダブルアイリッシュ&ダッチサンドイッチというものがある。
クリックで拡大↓国際的な批判が高まり、アイルランド政府が法改正し封じ込めた。
DSC_0399.JPG

ちなみに英語の「タックス・ヘイブン」の haven は「避難所」です。
heaven(天国)ではありません。




ぼくが欲しいのは君だけ♪
いま君は僕の腕の中にいる♪
ぼくたちは天国にいるのさ♪

ブライアン・アダムスでヘブン♪ ちょっと城島に似てます^^




Reckless

Reckless

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: A&M
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD



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どうもいま、ラマダンみたいです。
会社の電子スケジュール表に、プライベートを克明にかく人いるじゃないですか。
あれはなんでしょうね。なんかアピってるんでしょうか。
ぼくには謎です。いろんな人がいます。

今日そんな話題になったとき、
会社の女の子 「〇〇さん、スケジュール表に、ラマダンって書いてましたよ」
ぼく 「マジスカ学園!?」

〇〇さんは、外国籍の方です。

A君 「ラマダンって、めし食わへんらしいで」
女の子 「だんしょく?」
ぼく 「だんしょくゆうたら、森蘭丸やがな。だんじき」
A君 「何日だんじきするんですかね」
ぼく 「2日ぐらいかな」

なんと1か月です。今年は6月6日から7月5日まで。
日が出てる間は断食で、夜は食べていいそうです。夜食は爆食でかえって太るらしい。
ま~ったく知らなかった。無知がばれました^^;
 
A君 「性行為も、タバコも水もダメだそうです」
ぼく 「え?」
A君 「性行為も・・・」
ぼく 「え?」
A君 「性行為も・・・」
ぼく 「え?」

一同爆笑。。

またね♪




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