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【忍者はすごかった】書評と要約 [本/歴史地政]


忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く (幻冬舎新書)

忍者はすごかった 忍術書81の謎を解く (幻冬舎新書)

  • 作者: 山田 雄司
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: 新書


【忍者はすごかった/山田雄司/17年7月初版】


三重大の教授が忍術書を読みとき、現代人においしい部分をダイジェストした本。
ある種の名言集みたいな感じか。

忍術書はだいたい400年ぐらい前に書かれてます。
ほとんどの忍術書は現代に活字化出版され、英語にも訳されてる。
ブルースリーなんかも読んでたそうです。

ブルースリーは、宮本武蔵の五輪書の一節をシアトルの墓に刻んでます。
「水はどんな形にもなる。流れることも衝突することもできる。友よ水になれ」
Be water my friend.


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忍者といってもナルトみたいに魔法が使えるわけではありません。
忍術書に書いてあることも、しごくまっとうで、CIAのマニュアルみたいな感じ。

歴史的には「忍び」と呼ばれ、「忍者」という呼び名は、
昭和30年代に小説などを通じて定着した新しいもの。

史料上存在が確認できるのは南北朝時代(1336~1392)以降。
起源は荘園制支配に抵抗した悪党にある。

戦国時代の忍びは大名に召し抱えられ、敵国への侵入、放火、破壊、夜討、
待ち伏せ、情報収集などを行った。

最も重要な職務は、敵方の状況を主君に伝えること。
極力戦闘を避け、生き延びて戻ってくる必要があった。

決して特殊戦闘集団ではない。
サバイバル術に長けたもの、それが忍者。

忍術書は17世紀後半に相次いで成立。
「万川集海」によると、忍びとして必要な10の要素が書かれてます。
以下にいくつかを要約して。

・忠勇謀功信の5つがあって、心身健康なもの。

・平素柔和で、義理に厚く、欲が少なく、理学を好んで、行いが正しく、恩を忘れない者。

・弁舌に優れ智謀に富み、平生の会話もすぐ理解し、人のいう理に乗じて欺かれることを嫌う者。

・平素は人と諍論することを好まず、柔和だが威厳をもって義理深く、表裏のない善人。

・妻子あるいは親族等がみな正しい心をもっていて、敵方に寝返る恐れがない者。

・忍術をよく学び、謀計に敏感で、文才があって書をよくし、軍利に志が厚い者。

・諸芸に通じ、詩文、舞、小唄、物まね等遊芸も使うことができ、時間を埋めることができる者。


いかがでしょうか。サラリーマンとして会社に欲しい人財と重なりますよね^^

以下にその他の要約読書メモを。


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心の上に刃を置いて忍


忍の一字。大変重要。
心に白刃をあてて物事を問い、決断する。
忍びの道は自身の心を制することにある。「心」の上に「刃」を置く。




忍術書を読んでも忍術は習得できない


忍術書は概要を書いたもので、しばしば「口伝」と書かれ、
重要な部分は師から弟子に身をもって伝授された。

学ぶべきことはたくさんあるので、その備忘のために書かれたのが忍術書で、
これを読んだからといって、忍術が習得できるわけではない。

たとえば体術は忍術書に書かれてない。
身体の使い方は言葉や絵で説明するのはむずかしいので、口伝によって伝えられた。




煩悩を生みだす五欲を消し去る


五我欲は、我を忘れてしまう。
我を忘れるとは、「好むこと」を自分の考えで行ってしまうこと。
上に立つ人間はとりわけ慎まなければならない。
忍び、間者はその「好むところ」につけ込む。

仏教では人間には煩悩が備わっており、それを惹起させる存在が「五欲」。
食欲、財欲、色欲、名誉欲、睡眠欲。
欲を忍ぶことはむずかしいが、とりわけ「忍び」に欲の心があったら多大な被害を受ける。





人の心の縛り方


言葉によって相手を縛る。
相手から想像だにしていないことを言われると、そのことが頭から離れず呪縛される。
相手が大切に思ってることを貶めたり、相手が役人の時は「えこひいきをしてる」、
ということにより、相手はその言葉に縛られて動揺する。




芸者は人の賢愚を見抜くのがうまい


運不運というのは、大部分は本人の賢愚に関わる。
賢者は思慮深く、よく配慮して行動するために諸事がうまく進行する。
愚者は熟慮せずに不正な行動をするために、物事がうまくいかない。
こうしたことを見れば、その人が賢愚どちらか判断することができる。

多くの人と接し、その欲望が垣間見える場で働いている人は、
人の性格を見抜くのに長けている。




術を離れる方法


自分自身から離れることができず、利を貪ろうとするから術にとらわれる。
心を正しくし利に執着してはいけない。これが究極の道理。

また利は水のように変化し紛れやすい。だます術を知ればだまされなくなる。
穏やかな顔は奇計の基本。楊貴妃とか。

情けなく敵を恐れる者は、敵を察する能力に劣っている。
物事を焦ってしてはいけない。一度失敗してしまっては取り返しがつかない。

「熟果枝に堪えず」。
ちょうどよい頃合いは長く続かない。よい時節を心得る。

敵と対峙した時に諸具足が備わってなければ一舌を浴びせる(はったりを利かせる)。
敵が自分に攻撃ができずに無事に終わるとすれば、
それは己の心がよく働き、心の妙剣が現れたからだ。
刃なくして人を殺し、薬なくして人を甦らせるのも一舌の大事。





きゃりーぱみゅぱみゅで、にんじゃりばんばん♪ 
なんかすごい美脚です♪ 顔はヒラメちゃんやけど。
きゃりーはウォーキングのときよく聴いてます。
カラオケで盛り上がるのはトーキョーハイウェイとか、キャンディキャンディかな♪ 



プライムで聴けるアルバム。

KPP BEST 通常盤(先着お買い得パッケージ)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD




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