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【日航123便墜落の新事実/青山透子】書評と要約 [本/歴史地政]


日航123便墜落の新事実  目撃証言から真相に迫る

日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る

  • 作者: 青山透子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/07/17
  • メディア: 単行本


【日航123便墜落の新事実/青山透子/17年7月初版】


日航機墜落事故。
1985年御巣鷹山。あれから30年以上たちますが、記憶に新しいです。
山崎豊子の「沈まぬ太陽」で、2000年前後に読んだからでしょうか。
あれは傑作だった。

「日航123便墜落の新事実」を読むまで、ボーイングの修理ミスだと思ってました。
事故原因を疑ったことなかった。

・あの日、墜落前の日航123便を追尾するファントム2機を複数の人が目撃している事実。

・日航123便のお腹付近に濃い赤色の円筒形のような物体が付着していた事実。

・墜落現場付近の人に目撃された真っ赤な飛行機の存在。

・検死した医師たちが見た、凄惨な遺体状況や炭化した遺体への疑問。

・いまだに引き揚げようとしない海底に沈んだままの機体の残骸。

著者は元日本航空客室乗務員。
丹念に聞き込み(インタビュ)を繰り返し証言を集め、矛盾点をあぶり出す。
遺族や先輩の無念を晴らしたい。真の事実を知りたい。


以下はネタバレになってしまうので、本書を読まれる予定の方はスルーしてください。


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ガソリンとタールの異臭について


墜落後ジェット機燃料とは異なる成分のものが山中にばらまかれた可能性が高い。
気化の早いジェット燃料が湿度の高い夏山の広大な空間にばらまかれても、
遺体は炭のような状態にならない。

事故当日の消防団の人々の証言を元に、現場に漂っていた臭いから推定されるものを、
元自衛隊関係者、軍事評論家、大学研究者などに質問をぶつけてみた。
日航123便のことは伏せて。

(質問1)
・ガソリンとタールの臭いが充満し長時間燃える物質は何か?
・その結果人間の身体が完全炭化するものは何か?
⇒ガソリンとタールを混ぜて作ったゲル状燃料である。

(質問2)
・これはどこで手に入るか?
⇒一般にはない。軍用の武器。射程距離は33mで歩兵が用いるもの。M2型火炎放射器改良型。

(質問3)
・それはどこにあるか?
⇒陸上自衛隊普通科歩兵、化学防護武器隊で、相馬原普通科部隊にある可能性も高い。




墜落機不明の誤報とファントム2機の追尾


なぜ炭化状態にする必要があったのか?
当時総理だった中曽根氏が著書の中で、
「恐らく防衛庁と米軍でやりとりがあった」と語っている。

何らかの事態が突発的に生じ、自衛隊側、米軍側が独自の判断で、
証拠となる何かを運び出す過程でなされた隠ぺい工作としか考えられない。

その隠ぺい工作にはある程度の時間がどうしても必要だった。
だから上野村の村長が政府や県に墜落場所を連絡しても報道に反映されず、
村民がNHKに電話をかけて場所を教えても墜落場所は長野県と報道していた。
一晩中墜落場所不明と放送し続けた。

実際にはすぐにヘリが駆けつけていた。
米軍海兵隊は「日本側が救助に行った」ということで帰還した。他言無用と言われて。
しかし日本側の救助ヘリが来たと発表はない。

上野村の子どもたちに多数目撃された自衛隊のヘリや飛行機は、
山頂で何かを上げたり下げたり、サーチライトを照らしながら何らかの作業をしていたという。
つまり人名より優先させる何かがあった。

あの日低空飛行する日航123便を追尾していた二機の自衛隊ファントム機は、
多数の人にしっかり目撃されている。上野村の子どもの証言では、埼玉の方向に去ったと。
航空自衛隊百里基地に帰還したと思われる。ファントム二機と日航123便は並んで飛んでいた。


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人命救助より大切だったのは赤い物体か?


墜落現場がわかっていたにもかかわらず、人命救助をせず(墜落時は100名ほど生きていた)、
一晩中隠ぺい工作をしなければならなかったとすれば、その突発的事態とは何か?
赤い物体の目撃情報や、遺族提供写真の画像解析からわかった事実に基づいて推測する。

上野村の子どもも含めた人たちの語る表現。
「赤い閃光」「ピカピカ光るもの」「赤い流れ星」「雷のような光」「真っ赤な飛行機」
著者が直接インタビュした人が見たものは、
「ジャンボ機の腹部左側に付着して見える赤色の円筒形のもの」

高速で飛んでいる飛行機に付着したままというのは考えにくい。
低空で右旋回中の飛行機の左側腹部についてくる物体。可能性としては誘導弾ミサイル。

~ミサイルの開発歴史は省略~

相模湾上空で機外を写した写真に写り込んだオレンジ色の物体。
藤枝市上空で低空飛行中の123便胴体腹部に付着しているように見えた赤い円筒形のもの。
赤い飛行機を目撃した地元の人たち。

これら目撃情報をつなぐと真実が見える。
高浜機長はスコーク7700の信号を出した少し前から、その存在を知っていたのではないか。
低空飛行して右旋回してもついてくる。静岡を過ぎて大月上空でまわってみてもついてくる。
そして「これはだめかもわからんね」と横田基地に着陸できないことを悟ったのではないか。

目撃情報では他にも「赤いものがピュー、ピューと複数飛んでいた」という。
赤い物体のものが複数あった可能性もある。その1つが垂直尾翼に何らかの接触をして破壊。
もう1つがつきまとっていた可能性もある。

訓練用で炸薬非搭載のミサイルだとすると、赤色の物体で長さ4~5mの円筒形。
ミサイルには小さな翼がついてるので赤い飛行機に見えるという目撃情報とほぼ合致する。

この赤い物体については諸説ある。
相模湾で「護衛艦まつゆき」が短SAMシ―スパロー(艦対空ミサイル)の、
垂直発射装置試験中だったことからその可能性。
横須賀基地周辺が異常に騒がしかったとの情報から何らかの突発事態が発生したなど。
ただこれらは証拠情報が少ないため、本書では目撃情報のある赤い物体のみを考察した。

いずれにしても吸着状態で飛行する赤色の物体も、一緒に墜落したと考えられる。
その赤い破片を消すこと、それを最優先にして人命救助は後回しにした。
遺体の状況から推定すると、現場を破壊して何らかの証拠を消すために、
ゲル状燃料の武器を使用したのではないか。




坂本九、生前最後の収録「心の瞳」を。
8月12日この歌を収録後、123便に乗り事故にあう。
明石家さんまは「ひょうきん族」収録が早く終わり、1本早い便に振り替えて助かった。




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春ですね。昨日居酒屋で食べた新子の釜揚げです。
いかなご漁は今週解禁されたようです。

新子の釜揚げ.JPG






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