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日本の大復活はここから始まる [本/Biz経済]






日本の大復活はここから始まる!

日本の大復活はここから始まる!

  • 作者: 三橋 貴明
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/04/14
  • メディア: 単行本


<日本の大復活はここから始まる/三橋貴明/11年4月初版>

人気ブログランキング総合5位、社会経済部門では1位の人気ブロガーの著作。
一日のUU数が4万を超えてます。総合ランキングで彼の上位にいるのは、
読む価値のない、芸能情報だけです。

もともと2chの経済板の住人で、情報処理の素早さ、視点、分析能力など驚嘆のかぎりです。
ぼくも2008年から1日もかかさず三橋氏のブログは読んでますが、
かれのマクロ経済に関するレポは、仕事での予算書記述なんかにだいぶ引用してます。
一番説得力があり、あたることが多いからです。

ちなみに逆の経済評論家は藤巻兄、竹中平蔵(最近宗旨替えした)、
池田信夫、大前研一なんかです。
ここ半年は財政破綻に関する彼らの主張があほらしくて、読む気にもなりません。

月に1~2冊と驚異的なペースで著作を出版してますが、基本的にはブログ先行型です。
お金を払って読む人のために、新味のネタも一応用意されてます。

三橋氏の主張はシンプルで、日本経済を蝕んでる最大の問題はデフレで、
財政出動と金融緩和を米国のように日本もやればいい。
それは日本にとって一石三鳥で、まずデフレから脱却できて、
円安を招くので輸出企業の競争力も増す。
税収が増え名目GDPも増すので、財政健全化にもつながる。
これはデフレ対策なので至極あたりまえの政策で、だから米国もやってると。

ちなみにベストセラーの「デフレの正体」の主張する、
人口減少&少子高齢化が進んでる日本にとって、デフレは宿命という論調はウソです。
ロシアやドイツなど日本より人口減少している国は経済成長を続けているし、
人口減ではなく少子が問題なら、韓国や香港、台湾(1を切ってる)もデフレではありません。
要は政策なのです。

以下に読書メモを。

<自民の中の経済政策/4つの立ち位置>
①構造改革派
小泉-竹中路線。民間企業の規制を極力緩和し、生産性を高めれば経済は成長する。
元のコンセプトは80年代のレーガン&サッチャーの新自由主義。TPPの推進派。
⇒インフレ時は有効。新自由主義は格差社会につながる。

②財政健全化至上主義
財務省(大蔵省)のコントロール下、赤字国債からの脱却を標榜する。
現在も脈々と続き、消費税増税論者の与謝野経済財政大臣は象徴的な存在
⇒デフレ下の増税は論外

③リフレ派
金融緩和を拡大していけば、景気が回復し、設備の過剰や失業問題、
さらにはデフレからも脱却するという立場。ひたすら日銀に圧力をかけて金融を緩和する、
つまり通貨の供給量を増やしさえすれば良いというのが、基本的なスタイル。
財政支出には積極的でない。政府に支出を増大させても無駄遣いするだけと考える人が多い。
⇒需要がないときは、効果は限定的。

④財政拡大主義
金融緩和をすると同時に、政府が公共投資などで支出を増やし、
日本経済の規模を拡大することでデフレを脱却しようとする立場。
政治家では麻生元総理、亀井静香。評論家では、リチャードクーや植草一秀。

問題は4つのグループに分類できない勢力が、意外にも多いこと。
勘違いや理解力の低さから、矛盾した政策を主張している。
デフレ脱却、リフレ政策を主張しながら、同時に財政健全化や構造改革も唱える。
今の日本がデフレという主張は正しいのだが、
一方でデフレを悪化させる構造改革路線のTPPを支持してたりする。

⇒こういうアホな政治家は即刻やめて欲しいです。タレント議員なんかほんとに。。
デフレで需要の少ない日本は現状では④の政策をとるべきです。
どちらにしても震災復興需要で財政は拡大せざるをえない状況です。増税は不要。


<世界のデフレ脱却>
日本以外は、前回の世界恐慌。
米国はルーズベルトのニューディール政策(上記の④と同じ)である程度回復したが、
1936年にそれをみて公共投資を絞ってしまい二番底に。結局解決したのは第二次大戦。

日本は天才高橋是清が日銀に国債を買い取らせ、景気対策をうつことで恐慌から脱出。
1930年代にはデフレを脱却してインフレになった日本は、
経済がわかる高橋是清が財政支出を絞り増税しようと考えた。
ところが当時はどこの国でも軍人が政治の中心に近いところにいて、
軍事費を削り支出削減をした高橋をニ・二六事件で殺害した。

ドイツはナチス政権化で、独裁だったため好き放題に公共投資を拡大してアウトバーンを施設し、
一気に大恐慌から脱出。


<TPP実害>
まずTPPとは日本とアメリカで参加予定国GDPの90%。
二国間交渉のFTAなら自国に有利に個別交渉ができるが、
2015年にすべて完全自由化しなければならない。非常にハイリスクローリターン。

メリット:
家電の5%関税撤廃。自動車は現地生産が多いし関税も2.5%。
はっきりいって為替でふっとぶレベル。家電の仮想ライバルの韓国はTPP不参加。

デメリット:
アメリカの癌の、法律サービス、医療サービス、金融サービスを自由化しなければならない。
たとえば日本に進出した米系の法律事務所が新司法試験で余った大量の日本人を雇用し、
PL法を勉強させ事件のネタを探させ、少々無理でも「被害者」をそそのかし、
家電メーカーや医師を訴えはじめる。
家電メーカーはやせ細り、医療サービスはリスクにそなえて値上げせざるを得なくなる。
何割かの成功報酬で儲かるのは弁護士ばかり。


レーガンとチェルネンコのそっくりさんがけんかするPVの
Frankie Goes to HollywoodのTwo Tribesです。




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コメント 14

seawind335

Frankie Goes to Hollywood・・・懐かしいですね!
by seawind335 (2011-05-14 23:43) 

don

seawind335さんこんばんは!
懐かしい、1発屋(2~3発か)ですね[__わーい]
by don (2011-05-14 23:57) 

mignon

今回のお話は難しかったけれど、この経済的にも、人の元気もない国をどうにかしたいですね。震災復興事業で成功してほしいですね。
フランキーかっこよかったですね。超難関なチケットをとってライブ行きましたよ。
by mignon (2011-05-15 00:17) 

せいじ

財政拡大主義にシフトさせなければいけないのはごもっとも!
しかし、今の政治家にさせたら無意味な公共投資を拡大させそう…

by せいじ (2011-05-15 09:38) 

don

mignonさんこんにちは!
すごいな~、フランキーゴーズトゥハリウッドのコンサートに
いったんですか~。DURAN DURANとかのどメジャーじゃない
とこが、渋いですね[__わーい]
by don (2011-05-15 10:41) 

don

せいじさんこんにちは!
公共投資が悪いわけではなく、ビジョンというか政治家の問題
ですね。これは選挙でしっかり監視するしかないでしょう。[__目]


by don (2011-05-15 11:08) 

ゆうてん

どの政策がいいのか?
正直、わからないです。
同じ過ちだけは、繰り返さないようにして欲しいです。
by ゆうてん (2011-05-15 11:52) 

rtfk

実に参考になりました。。。熟考します(^m^)
by rtfk (2011-05-15 15:57) 

don

ゆうさんこんにちは!
おなじあやまち。。歴史に学べば繰り返さないんでしょうけど。
デフレ時は、シンプルに④でいいと思います。一石三鳥です[__わーい]
by don (2011-05-15 16:57) 

don

rtfkさんこんにちは!
もったいないお言葉、ありがとうございます[__わーい]
by don (2011-05-15 16:59) 

松本ポン太

なかなか刺激的な内容に感服しました。
by 松本ポン太 (2011-05-15 18:40) 

don

ポン太さんこんばんは!
ちょっと乱暴だったかしら。。[__かわいい]
最近刺激[__爆弾]が少ないもので
by don (2011-05-15 22:05) 

qooo

藤巻兄は、ポジショントークですよね〜。
自分でも、仰ってたような気がします。
この三橋さんと、池田さんたちの、
争いというか戦いぶりは、目を見張る物があり、
面白いなとおもって、注目してます。

リチャード=クーさんの著書を読んだ時、
『これだ!』と思ったんですが。。。
今となっては、麻生総理が懐かしいや。。。
by qooo (2011-05-18 21:25) 

don

qoooさんこんにちは!
藤巻兄、あのほんわかキャラで、伝説のディーラーという所が
好きだったんですが。。リーマンショックでだいぶ[__爆弾]損したようですし、
しようがないんでしょうね。

クーさんの二つの波、バランスシート不況は聖典化してますね。[__かわいい]
by don (2011-05-21 11:50) 

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