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住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち~ドイツの教育制度、休暇取得の仕組み [本/歴史地政]






住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社プラスアルファ新書)

住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 川口 マーン 惠美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/08/21
  • メディア: 新書


【住んでみたドイツ8勝2敗で日本の勝ち/川口マーン恵美/13年8月初版】
なんとなく親近感のあるドイツ。
ビール、ソーセージ、ベンツ、ネーナ、スコーピオンズ、う~ん、あと何かあるか^^ 
哲学者、クラシック3大B、マドンナの甘いワイン・・・
「その帽子、ドイツんだ、オランダ」

浅学ですいません。

著者はドイツ在住30年の川口マーン恵美。
先進国と言われる自然エネルギーは全くうまく行ってない、
壮大なEUはドイツは感謝もされず、尻拭いの損ばかりする。
ドイツを反面教師にして、日本は安易に脱原発はしないほうがいい、TPPへの参加もしないほうがいいと。
ドイツも日本も「永遠の加害者」で、たくさんお金を出しても、たいして感謝されていないところも良く似ている。
ドイツの動きを注視しておけば、アジアで日本がどう行動すればいいか、そのヒントが見えてくるはずだと。

なるほどねぇ。外から見るとよくわかるようです。


以下に読書メモを。


<尖閣諸島のWIKIドイツ語版>
ドイツ語版は、中国の主張どおりのことが載っている。
このWIKIを読むと「アジアの侵略者日本」の図が浮かび上がる。これを放置するのは良くない。
実際問題としてドイツ人が尖閣を耳にして検索するなら、まずこのページになる。
外務省は早急に日本の見解を書き込んで欲しい。




<敗戦国であるドイツと日本の違い>
ドイツは日本と違ってEU内で存在感を示す政治大国だ。ドイツが持ってる優秀な軍隊がひとつの理由だ。
ちなみにドイツはアメリカ、ロシアに次ぐ世界3位の武器輸出大国でもある。
ドイツは日本と違い連合国から押し付けられた憲法を、削除や変更も含めて59回も改正した。
軍事力の後ろ盾がなければ、世界での発言権を失うという肝心な部分を理解しているから。




<EUからの労働者>
人、物、金の自由な往来。ドイツ経済研究所の試算では、
2020年ドイツの人口はEU内の貧しい国からの流入で約120万人増えるという。
現在看護師の月収はドイツで2050ユーロ、ポーランドは580ユーロ。専門職の流入はまだよいが、
ドイツが恐れているのは単純労働者の大量流入。
雇用者は経費が下がってホクホクだが、失業者が増加し、社会保障費は増大する。

日本と違いドイツは、1950年代、60年代にすでに各国政府と労働者受け入れの協定を結んだ。
数がいちばん多いトルコ系は301万人。ドイツで低賃金の仕事は外国人のものと相場が決まっている。
たとえばゴミ収集にドイツ人はいない。工事現場の肉体労働者にもならないし、
農村の季節労働者にもならない。ドイツ人が働かない職業は、労働条件は改善されない。
日本が金の卵を夜間学校へ通わせ皆で育て、
単純作業を知的な任務にし「カイゼン」に結びつけたのとは違う。




<18歳成人>
ドイツの飲酒解禁は18歳。ビールは16歳から飲んでもOK(アルコール度数が低いので)。


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<小学校5年で進路が決まるドイツ>
日本より教育崩壊している。小学校4年までの一斉教育のあと、進路が3本に分かれる。
大学に進学する子どもの行くギナジウム、職人になる子が行く基幹学校、その中間の子が行く実業学校。
日本で言う高三までの一貫教育だ。大学進学のチャンスは2回しかない。大学受験はドイツにはない。
ギナジウムの卒業試験アビトゥーアが大学試験をかねている。
無事にアビトゥーアを取れれば卒業でき、大学に進学できるが、落ちると翌年もう一度だけチャレンジできる。
2回落ちると大学進学の道は閉ざされる。

かつてのドイツは職人が努力をして親方(マイスター)にまで上り詰めたなら、
その称号は立派なステータスとなり、社会でそれなりの尊敬を勝ち取ることができた。
健全な棲み分けができた階級社会で、その階級の境界線を超えようとする人間は稀だった。
ところが今日は事情が違う。職人になりたい子どもはあまりいない。
親も自分が職人でも子どもは大学か、せめて専門学校に行かそうとする。
匠の技術はいまではコンピュータ制御の機械にとって代わられつつある。

それなのに学校制度だけは昔のままで、10歳のときの学校の成績で人生が決まる。
家庭からのサポートが受けられない子、外国人労働者の子などの、社会の弱者に属する層の子どもたちが、
自動的に基幹学校に組み込まれる。その結果、10歳の子どもが劣等感にさいなまれ、
基幹学校の学力の低下と秩序の崩壊は、日本人の想像を絶する。

2010年、ハンブルグで教育の機会均等を目指し、小学校を4年から6年に延長することを決議した。
ハンブルグは自治市で、独自の議会を持っている。あまりに早い段階での子どもを選別することへの反省だ。
ところがこの決定に対して市民の反対運動が起こった。旗振り役はエリートたちだ。
彼らは自分の子どもたちが6年間も有象無象とともに過ごすことは時間の無駄で我慢ができなかった。
その結果署名が集められ、市民投票が行なわれ、決議はひっくり返った。学制改革は行なわれなかったのだ。
恵まれない子どもの親たちは、事態を把握する時間も経済力も持っていない。
おそらく市民投票にも行かなかっただろう。恵まれない子どもたちは、再び切り捨てられたのだ。




<学校の掃除>
ドイツの学校では、教師と生徒が一緒に昼食をとることはない。清掃も生徒がいない間に為される。
生徒に清掃などさせると不快に思う親がいるのだ。
清掃は仏教では重要なお勤めの一つだが、他の宗教にそういう考え方はない。
自分の家は念入りに掃除するが、学校の清掃を自分たちでしようと思わない。

それを思うと、金持ちの子も貧乏の子も、勉強のできる子もできない子も一緒に机を並べ、
教師と生徒が共に給食を食べ、教室の掃除をする日本の小学校の図は、進歩的で希望に満ち溢れたものか。




<ドイツの休暇の仕組み>
有給休暇は年間30日、これに病気休暇(かぜなど)がプラスされる。だいたい年間40日ほど休む。
有休は遊ぶためのもので、土日を絡めると年間6週間休める。
一般的には夏に3週間、クリスマスやイースターに10日ほど休んで、あとはチマチマ休む。
ドイツの企業では誰かがいなくても、業務が滞らないようシステム構築されている。
年次の始めに各人の休暇の大まかなタイムテーブルを決めるのだ。
旅のクオリティはピンからキリまであり、収入のあまり無い人を対象にした格安パッケージツアーもたくさんある。
職があれば贅沢をいわなければ、誰もが20日ほど砂浜に寝転がって過ごせる。




僕たちは海辺に行った[るんるん]
父と妹、そして母
他の人達が散財しているのを眺めていた
あまりお金がなかったんだ

貸し別荘代を払うと
たいした額のお金は残ってなかった
だから僕たちは船を眺め
アイスキャンディーをなめていた
高級ホテル、レストラン
僕たちは前を通るだけ

毎朝早く起きて
浜辺で何時間も肌を焼き
きれいなブロンズ色になった

僕たちは少し悲しかった
それでも夏は美しかった


ステイシーケントで、Les Vacances Au Bord De La Mer♪ 少し切ないフランスのバカンスの風景です。
バカンスの無いぼくらの方が、もっと切ないですが^^; とても落ち着く美しい歌です♪





パリの詩

パリの詩

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2010/06/16
  • メディア: CD



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コメント 15

ヒサ

ドイツは10歳で進路が決まるんですか?
ちょっと驚きです。

日本と全く違いますけど、実際に話をすると感性というか、
感覚が日本人に近いような気がするんですよね。

少なくても、アメリカやイタリア・フランスの人は話をすると
「根本的に違うな」と感じます。。。

なぜなんでしょうかね(;・∀・)

by ヒサ (2013-10-26 16:36) 

DEBDYLAN

ドイツと言えば・・・
僕はビールとソーセージとサッカーです^^;

by DEBDYLAN (2013-10-26 21:12) 

yukky_z

住みたいとは思わないけれど、ソーセージ大好き星人なので
以前から、一度は行ってみたいと思ってましたぁ(^^)!
by yukky_z (2013-10-27 01:45) 

みかん

ステイシー・ケント、演奏、歌詞ともに素敵ですね[__喫茶店][__ぴかぴか]
弟が、ドイツに魅入られて、留学したり赴任したり、しているうちに、
とうとう永住できるようにと、向こうの会社に行ってしまいました^^;
現在、ドレスデンで住んでおります。

私も、ドイツといえばビールとザウワークラウト、のイメージ[__ビール]デス~。

by みかん (2013-10-27 06:57) 

seawind335

やはりドイツは国家戦略が日本より1枚も2枚も上手ですね。
by seawind335 (2013-10-27 14:02) 

don

ヒサさんこんにちは~
そ~なんですか。ドイツ人はちょっと違いますか。
同じような顔をしてるから、同じように思ってしまいますが。
考えてみると、日本人と韓国人も違うから、そんな感じでしょうか[__犬]
by don (2013-10-27 17:56) 

don

DEBDYLANさんこんにちは~
お、サッカーが加わりましたね。
そういえば手の大きい猿の惑星みたいな顔のゴールキーパーがいたような。
カーンでしたっけ[__犬]
by don (2013-10-27 17:58) 

don

yukky_zさんこんにちは~
ぼくも、子どもの頃からソーセージが大好きです。
むかしは赤くて切れ目が入ってましたね。

最近は見かけませんが[__犬]
by don (2013-10-27 17:59) 

don

みかんさんこんにちは~
そういえば、ステイシーケント、ブラジルっぽい新譜を出したようです。
ブラジルと言えば、小野リサのようなサウンドでしょうか。

弟さんすごいですよね。グローバル家族ですね。
ザウワークラウト、すっぱいキャベツですよね。あれと
マスタードの効いた数種類のソーセージ&ビールがあれば、
最高です![__犬]
by don (2013-10-27 18:49) 

don

seawind335さんこんばんは~
同じようにできれば、言うことないのですが・・・[__犬]
by don (2013-10-27 18:52) 

獏

こんにちは^^)
イメージで憧れる国のひとつですが
書評を拝読していたら我が国から出たくなくなりますね☆
住まずに旅行だけならいいかなぁ。。。

by 獏 (2013-10-28 17:02) 

川島

>それを思うと、金持ちの子も貧乏の子も、勉強のできる子もできない子も一緒に机を並べ、教師と生徒が共に給食を食べ、教室の掃除をする日本の小学校の図は、進歩的で希望に満ち溢れたものか。

本当に!他を知って良いところを見つけることができますね^^
by 川島 (2013-10-29 09:38) 

don

獏さんこんばんは~
住むなら、日常のサービスは日本が一番かもしれませんねぇ。
有休の取得率はうらやましいです。
日本も、バカンスの習慣が根付いて欲しいです。[__犬]

by don (2013-10-29 23:06) 

don

川島さんこんばんは~
おっしゃるとおりです。
他のいいところも取り入れたいですが、
日本は平等すぎて(出世のチャンスがあるので)、
休めないんですよね・・[__犬]
by don (2013-10-29 23:08) 

萌音

こんにちは。楽しく読ませてもらいました。このブログを今後も参考にさせてもらいます。ありがとうございました。
by 萌音 (2014-02-15 16:27) 

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