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「うつ」は病気か甘えか [本/健康心理]





今回の記事は「うつ」の方は気分を害されると思われるので、読まないほうがいいです<_ _>
どうぞ他の楽しいサイトへ移動ください。


「うつ」は病気か甘えか。 今どきの「うつ」を読み解くミステリ

「うつ」は病気か甘えか。 今どきの「うつ」を読み解くミステリ

  • 作者: 村松 太郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2014/04/10
  • メディア: 単行本


【「うつ」は病気か甘えか/村松太郎/14年4月初版】
「うつ」は病気か甘えか。禁じられた問いです。けっこう身近にいますよね。まわりはちゃんとケアしないといけない。

著者が言うには、
「うつ病と認知されたり、治療を受けている人の中に、うつ病でない人があまりにも多い。ストレスに対する健康な反応としての落ち込みや、甘え。こうしたものをひとまとめにしていいはずがない。安易にうつ病という診断が乱発されることで、色々なひずみが出てきている。

必要もないのに薬を飲む。休養という逃避によって成長がとまり、甘えが助長される。休み癖がつく。周りの人の負担が増す。本人は逃避によってストレスから解放されても、そのストレスは周りの人に分散される。」

どうも商売のようです。ストレスから逃避したい患者側と、新しい商売を展開したい医療側の思惑がマッチした。下のグラフをごらんください。

(クリックで拡大)
DSC_0365.JPG

上のグラフ。抗うつ薬売上推移。2000年代の8年間で売上が5倍になってる。完全に「うつ」バブルです。中央のグラフを見ると患者数は3倍。下のグラフをみると心療内科の数は同時期で4倍です。本書で言及はされてませんが、患者の数より医者の数や薬売上の方が増えてる。供給過剰ですね。

こうなると、患者様のニーズに合わせて、「うつ病」の診断書の乱発は起こります。

なんか落ち込んだ。会社に行きたくない。診断書下さい。会社は腫れ物のように扱ってくれる。診断書を出さないクリニックは流行りません。まさに需要と供給。

本物のうつ病の方には申し訳ありませんが、現状は玉石混交のようです。


以下に読書メモを。

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<抗うつ薬とプラセボの効果比較・クリックで拡大>
DSC_0366.JPG

うつが軽度のときは、プラセボ(偽薬)のほうが効いている。注意点は副作用も表れること。患者側の思い込みから、うどん粉にも副作用が出る。



<うつ病の原因>
うつ病になるかならないかは、ストレスの強さと個人の脆弱性という2つの要因のバランスで決まる。ストレスが非常に強ければ、メンタルが強い人でもうつ病になる。逆にメンタルが弱い人はストレスが小さくてもうつ病になる。これをストレス脆弱性理論という。最近のうつ病裁判の判決文に必ず引用されてる理論だ。



<ある産業医が作った甘えの診断基準>
うつ病の診断基準と、にせうつ病である甘えの見分け方です。クリックで拡大。

DSC_0367.JPG


DSC_0369.JPG



<うつ病の名著>
一般向けに書かれたうつ病の本は膨大に出版されている。その中に10年以上にわたって読み継がれている名著がある。「軽症うつ病」笠原嘉 講談社現代新書。1996年に出されたこの新書は、もはや伝説の名著と言っていい。一般向けに書かれた本だが、精神科医からも長年にわたって一貫して高い評価を受けている。


軽症うつ病 (講談社現代新書)

軽症うつ病 (講談社現代新書)

  • 作者: 笠原 嘉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/02/20
  • メディア: 新書


⇒今度読んでみたいです。



大人になんかなりたくない♪

ピーターパンはなぜ大人になりたくなかったのか?

「ベビーシッターの乳母車から落ちて迷子になり、ネヴァーランドで生きるピーターパン。じつはネバーランドから、一度だけロンドンの生まれた家に帰ったことがあります。

そこでピーターの見た光景は、ピーターがいなくなった後に生まれた弟と、両親の楽しそうな我が家の風景でした。その時からピーターは大人になることを止め、永遠の迷子になることを決めます。」

I won´t grow up - Rickie Lee Jones 休日の昼下がりや深夜に、今でもよく聴く名盤「ポップポップ」。ドラムレスなアルバムなのでゆったり聴けます。



Pop Pop

Pop Pop

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Geffen Records
  • 発売日: 1991/09/24
  • メディア: CD



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コメント 18

heroherosr

うちのお客さんの会社にも、普段は元気なのに会社に行くとなると具合の悪くなる新型うつ病の社員がいましたよ。
本当のうつ病?で苦しんでられる人にとって迷惑な風潮ですね。
by heroherosr (2014-06-08 16:55) 

seawind335

確かに、医者と医薬品メーカーが儲かりますね。。。。
by seawind335 (2014-06-08 20:31) 

獏

玉石混交・・・正にそうでしょうね。。。
今の自分は「擬似うつ」だなと思う時があります
そう思えるということは「うつ」ではないのだとも
思うのです。。。
商売は別にして 本当に罹患している人を尊重して欲しいですね。。。

by 獏 (2014-06-08 21:03) 

みかん

donさん、おはようございます^^

うつ、たしかに新型うつ、だとかほんとうのうつ病でないのでは??
という、境界線が難しいものも多そうですね。

いま読んでいる腸の先生(藤田紘一郎氏)は、うつ病の患者さんには、
抗うつ薬でなく、まず腸から治すことをすすめるそうです。
腸内細菌叢が改善されると、幸福感受性が高まるとか。

ご家族と患者さんには、辛くて長い治療だと思うので、
なんでもそうですが決めつけ、は良くないこということでしょうかねぇ(;・∀・)
by みかん (2014-06-09 00:11) 

haku

ごく身近で似たような経験がありまして、
薬をちょっと飲ませた事がありましたが、
抗うつ薬は絶対やばいと思いました ^^;
廃人になってしまいそうで...治るのも治らないと...
ストレスとか病気の直接原因に対応することが一番だと思いました
あ、でもそれで治るケースだったっていうのが幸せで、
原因が分からないとか、現実的に対応できないとか、
そんな時の最終手段として薬ってのも、ありなんでしょうね
by haku (2014-06-09 22:01) 

song4u

いずれにせよ、人間は弱い動物だということでしょうね。

この件は書き始めると恐らく書きすぎてしまうことになるので、
これ以上は言わないことにします。^^;
by song4u (2014-06-09 23:00) 

青山実花

分かります。
私も数年前、激しく落ち込んだ事があって、
もしかして病気?と思った事がありました。
でも時間が一番の薬だったようで、
気が付いたら元気になっていたんです。
単なる落ち込みなのか、病気なのか、
それとも逃げなのか、
自分でも判断できない方が多いのでしょうね。

by 青山実花 (2014-06-09 23:56) 

don

heroherosrさんこんばんは~
そういえば、「新型うつ病」という呼び名がありましたね^^
たしかに新型です。むかしはなかった。


by don (2014-06-10 17:52) 

don

seawind335さんこんばんは~
医療機関の需要創造は、なんとなく倫理観に欠けるような
気がするのですが。。。



by don (2014-06-10 17:52) 

don

獏さんこんばんは~
人生タフなことが多いですからね。獏さんじゃなくても、
みんなしょっちゅう落ち込んでますよ^^
その時に、ポジかネガかその人の気質が、その後の
成り行きを決めるのかもしれません。


by don (2014-06-10 17:53) 

don

みかんさんこんばんは~
腸ですか。なんか腸をキレイにしたら、いろんなことが
解決できそうですね。

プラセボ効果は多大なようですので、そういう意味では
平安時代の加持祈祷なんかも、治癒に多大な影響が
あったのかも、と思ってます。

パソコンの調子がまだ悪いので、幸福感受性が、すんごく
衰えています^^;


by don (2014-06-10 17:53) 

don

hakuさんこんばんは~
貴重な経験談をありがとうございます。
原因はわかっててもどうしようもない事が多いです。
どうにかできることなら、うつにならない。

夫婦で相方の気性が原因とか、会社で上司が原因とか。
どうしようもないので、薬に走るのでしょうか。
あらゆる薬は毒だと思って接するのが、一番いいと
思ってますが。


by don (2014-06-10 17:54) 

don

song4uさんこんばんは~
自我のない世界はいいです。禅や小乗仏教の求めるところは、
つまるところ、そういう世界だと思います。我が家の
愛犬を見てても思ってしまいます。


by don (2014-06-10 17:54) 

don

青山実花さんこんばんは~
>自分でも判断できない方が多いのでしょうね
いつも思いますが、優しいですよね。女性の方に多いですが、
すごく「気ーつかい(関西弁かな。気を使う人のこと)」

ぼくなんかひどいですよ。
「甘え」とばっさりいっちゃってますから^^
もっと人の痛みのわかる人にならないと・・・



by don (2014-06-10 17:55) 

vega

崩れそうになること、私にも何度かありました。
でも、歯を食いしばって…
やるべきことをやって、頑張って、
胸を張って逢いに行きたい…と思うから。
by vega (2014-06-11 18:58) 

扶侶夢

今のこの国では「鬱」さえもファッションになってしまっている…そんな感じがします。
by 扶侶夢 (2014-06-11 19:11) 

don

vegaさんこんにちは~
大切な人がいるというのは、心の支えになるのだと思います[__犬]
by don (2014-06-12 12:54) 

don

扶侶夢さんこんにちは~
ファッションですか。
ウツで自分を飾るということでしょうか。
そういう人もいるかもしれませんね[__犬]
by don (2014-06-12 12:57) 

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