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酒 記事一覧
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2014年12月20日:  ウイスキーと私/竹鶴政孝~マッサン本人による自叙伝
2014年11月18日:  記録ずくめの最強メーカー 黒霧島5000日戦争
2014年10月25日:  赤霧島とピアノの森2​5巻を買ってきた。それとクジラのステーキについて。
2014年07月01日:  山崎12年vs余市1​2年vsマッカラン1​2年の比較
2014年06月21日:  ほろ酔い文学事典
2014年04月29日:  【日本酒に合うつまみと基本銘柄】ゼロから始める日本酒入門/君嶋哲史、野崎洋光
2013年11月09日:  ライオンスタウトビール、アルパカ白、あらばしり、最近飲んだ酒について
2013年08月06日:  ウイスキー粋人列伝
2013年08月03日:  ビールの図鑑~世界の1人当たりビールの消費量、日本の主要ビールの味比較
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2009年10月01日:  鏡花水月法

「酒のほそ道」より~おせちとお屠蘇の由来、三大珍味について [酒]


『酒のほそ道』宗達流 日本酒入門

『酒のほそ道』宗達流 日本酒入門

  • 作者: ラズウェル 細木
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2014/09/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【酒のほそ道 宗達流日本酒入門/ラズウェル細木/14年9月初版】
ラズウェル細木好きなんですよね。「酒のほそ道」は5年ほど前まで全巻読んでました。

さて本年最後の記事です。今年も大変お世話になりました。
新年も何卒ご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。<_ _>

で、今回は時節柄「おせち」や「お屠蘇」についてのメモを本書から。



まず「おせち」とは何か?
宮中の「節会(せちえ)」という行事に供される料理が発祥だそうです。おそらく「せちえ」に「お」をつけて短縮した女房言葉。それが武家に取り入れられて、縁起物としてのいわれが付いて、現在のような形になってきたという。



次に「お屠蘇(とそ)」とは何か。
屠蘇っていうのは新年に飲む酒の事ではありません。酒に数種類の薬草を粉末にした屠蘇散というものを入れて、年のはじめに健康を祝って家族全員で飲むものです。お屠蘇は三国志の時代、医者が曹操に飲ませるために調合した風邪薬が起源。それが平安時代に日本に伝わり、元旦の宮中行事で飲まれるようになり、江戸時代になって一般にも定着したという。屠蘇散には胃腸や風邪に効くと言われる漢方の生薬が使われていて、元旦に飲むと、邪気を払い1年間健康に過ごせるそうです。

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さらに伝統的なおせちのいわれについて。
「知ってるよ、おばあちゃんが教えてくれた。」という人は少なくなってきたかも。

田作り:かたくちいわしの稚魚を干したもの。田畑の肥料にすることから豊作を祝う縁起物

エビ:腰が曲がるまで長生きするように。

昆布まき:よろこぶ。

紅白かまぼこ:形から初日の出を意味し、縁起のいい色とされる。

ブリ照り焼き:ブリは成長するごとに名前が変わる出世魚。

栗きんとん:栗は勝利を祈念する縁起物。きんときの黄金色は財宝を表す。

黒豆:まめ(健康)に暮らすことを願う縁起物。

数の子:ニシンの卵。ひと腹にたくさんの卵を持つことから、子孫繁栄を願う縁起物。

れんこん:穴が開いていることから、見通しが明るいという縁起物。

ところでおせち料理には断然日本酒が合います。なぜか?おせちは保存食だから味付けが濃い。その濃い目の味を日本酒はしっかり受け止めてくれるから。

たしかに和食のすっぱい酢の物なんかは、白ワインでは合わない場合があるけど、日本酒なら、すっぱさが立ちどころに消えます。このまえ魚の酢漬け食べてた時に感じました。

燗酒の温度と特徴は以下。

(クリックで拡大↓)
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ついでに三大珍味について。
まず世界の三大珍味はキャビア、トリュフ、フォアグラ。
中国の三大珍味は、ふかひれ、ツバメの巣、干しアワビ。

日本の三大珍味は何か。

徳川将軍家の三大珍味と言われたもの。福井藩から献上された「ウニ」、尾張徳川から献上された「このわた」、長崎奉行を通して贈られた「からすみ」とのこと。

ちなみにこのわた(海鼠腸)とは、漢字のとおりナマコの腸です。日本近海には200種類のナマコがいて、食用になるのは、マナマコやキンコの数種類。「このわた」はマナマコの腸を塩漬けにしたもの。腸の内部をしごいて掃除する必要がありますが、砂と一緒に内側の粘膜まで出してしまうと風味が損なわれてしまう。とてもつくるのが難しいそうです。

からすみは台湾や長崎土産で有名ですが、ボラの卵巣の加工品です。取り出した卵巣を洗浄、血抜き、塩漬けし、その塩を抜いたのち乾燥させれば完成です。



美味なるものと、旨い燗酒でゆったりとした正月を迎えたいです。皆様にも素晴らしい一年となるよう祈念致します。

この時期の定番ソングですが、クール&ザギャングでセレブレーション♪ 良いお年を。




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ウイスキーと私/竹鶴政孝~マッサン本人による自叙伝 [酒]






ウイスキーと私

ウイスキーと私

  • 作者: 竹鶴 政孝
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2014/08/27
  • メディア: 単行本


【ウイスキーと私/竹鶴政孝/14年8月初版】
ウイスキーが好きです。とくにスコッチはブレンドスタンダードを10種類以上、12年物をブレンド、シングルモルト合わせて10種類以上、家でストレートで飲んで味を覚えました。基本を一通り飲んで思ったことは、世界のスコッチの12年物のシングルモルトでは、山崎、余市、マッカランの順に旨いということでした(個人的意見)。山崎、余市はマッカランの1.5倍の価格というのが難点ですが。

ウイスキーの本も図書館で何冊も借りて読みましたが、基本中の基本の本書を読んでませんでした。で、まったく知らなかったのは、マッサン(竹鶴政孝)が山崎と余市を作ったという事。

たぶん世界で一番旨いウイスキーの、基礎を作った人の自伝です。日経の「私の履歴書」を基に、1972年ニッカが発行した単行本「私とウイスキー」(非売品)をNHK出版が改訂復刻し、新たに数名の巻末寄稿を加えた一冊です。

日露戦争後、日英同盟の時代、日本では誰もウイスキーの作り方を知りません。現大阪大学の醸造科を出て摂津酒造に入社し、社命で単身イギリスへ留学し、現地で現場作業、大学で理論を学びながら、ウイスキーの作り方を学びます。

夜はその日に習ったこと、見たこと、感じたことをその日のうちにノートに字と絵で書き留めていったそうです。このノートが、帰国後、京都の山崎工場で本格ウイスキーを作り始めるとき、大活躍したと。

リタとのロマンスもあり、非常に面白い一冊になっています。以下に読書メモを。

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<池田元総理の先輩>
10歳の時、日露戦争が始まった。中学は今は竹原市に編入された忠海の中学に入った。3年生から寮に入った。昔の中学の上下の規律は軍隊に近い厳しいもので、寮はその縮図でもあった。下級生は上級生の身の回りの世話係でもあった。その下級生の中に元総理の池田勇人氏がいて、私の蒲団のあげおろしをしてくれていたのもなつかしい。

大蔵省から政界に進んだ池田さんと私の友情は、なくなられるまで続いた。英国のヒューム副首相が来日したとき、「50年前、頭のよい日本の青年がやってきて、1本の万年筆とノートで、英国のドル箱のウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」と池田さんに言った話は一時有名になった。

IMF総会の時、「こんな国際的なパーティで、スコッチは1本も使うな」と命令し、国産ウイスキーを指定したのも池田さんだった。




<ウイスキーのつくりかた>
まず大麦に水分を与える。大麦は水を吸うとまるまると太り、芽と根を出してみずみずしい精気をあたりいっぱいに発散させる。約1週間で発芽をとめ、乾燥塔内でピート(草炭)の煙にいぶされる。ピートの煙は床に刻まれた細いすきまを通り、麦の一粒一粒のシンのそこにまで移り香をしみこませる。

麦はピートの移り香を吸い、ウイスキー独特の香りを早くもここで身につける。ピートで十分に乾燥した麦を粉にし、湯水を加えて撹拌すると、ジアスターゼの作用によって、デンプンが麦芽糖という糖分に変身する。これを濾過し、冷やして酵母に入れると、醗酵によって甘い麦芽糖が辛いアルコールになる。

これを昔ながらの素朴で、優雅な形をした単式蒸留機で繰り返し蒸留すると無色で透明な原液になる。これを樽に詰めて貯蔵すると、その間にコクと色を増し、ウイスキーの原酒となる。(↓クリックで拡大)
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<ウイスキーの歴史>
ウイスキーは遠い昔からあった酒ではない。今のウイスキーのように琥珀色をしたピートのこげくさい香りのついた酒となったのは300年前とか、400年前とかいわれている。酒の中では比較的に新しい。その頃のウイスキーはモルトウイスキーと呼ばれ、ハイランド地方で単式蒸留機を使って蒸留した原酒を、樽に入れて塾生させてつくったものである。香りや味はよかったが、重くて飲み飽きるきらいがあり、万人向けではなかった。

1826年になって連続蒸留機が発明され、グレンウイスキーの工場が1820年~1860年までローランド地方にたくさんできた。1860年にグレンウイスキーとハイランドのモルトをブレンドしてみたら、これまでにない飲みよいウイスキーとなった。

ブレンディッドウイスキーができてウイスキーは飲みやすくなり、全イギリスの人や、世界の人びとの間にウイスキーが愛好されるようになった。今我々が飲んでいるブレンディッドウイスキーは、まだ150年の歴史しかない。




<禁酒法の背景>
もともとアメリカの酒造業はドイツ系の市民が多かった。そのため第一次大戦中のドイツへの反感がそのまま酒造業者への圧迫となって現れたといわれている。そして酒の原料に穀物をつぶすのはけしからんという、農産物節約の趣旨にうながされて議会を通過したのが禁酒法である。




<サントリーへの入社経緯>
現大阪大学の醸造科を出て摂津酒造へ入社、日本初の本格スコッチウイスキーをつくるべくイギリスに留学。帰社後は会社の景気が悪くなって、資金難から役員会でウイスキーづくりは棚上げされた。ウイスキーをつくらないのに高禄(月給150円)は社長に申し訳なく退社。夫婦で学校の先生をしていた。その時業績のよかった現サントリーの鳥井氏が1923年に入社を誘った。

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鳥井氏とは元々知り合いで、留学時は神戸港まで見送りにまで来てもらった仲。鳥井氏いわく「赤玉ポートワインが順調に売れているので、どうしても本格ウイスキーをやってみたい。三井物産に話してスコットランドから技師を連れてくるつもりであったが、向こうから逆に''日本にいい技師がいる、しかも日本人だ''といわれて君の所に飛んできた。」三井物産のイギリス支店は、ムーア博士を第一候補に交渉を進めたが、ムーア博士から竹鶴氏の話が出た。鳥井氏は三顧の礼の言葉通り、家を三度訪問してきた。

工場を建てる場所は、北海道が一番適しているとすすめたが、「工場を皆さんに見てもらえないような商品は、これから大きくなりまへん。大阪から近いところにどうしても建てたいのや」といってきかれなかった。

入社条件として、ウイスキーづくりを全部まかせる、必要なカネは用意する、10年間働く、年棒は4000円とした。年棒の4000円は、スコットランドから技師を呼ぶ場合の見込み金額を、そのまま竹鶴氏に当てはめた。

その後工場の場所(山崎)の選定、工場の設計、日本初の設備の製造まで、すべて竹鶴氏が陣頭で進めた。他に相談しようにも、誰も日本にはいなかった。すべてが日本初の試みだった。

サントリーとの約束の10年が過ぎた後は、退社し出資者を募り、北海道の余市に工場をつくり、現ニッカを創業する。




<酒税法の改定交渉>
当時の酒税はできた酒に税をかける造石税制度だった。蒸留を終わって樽詰めしたものにすぐ課税されては、その後の欠減(蒸発)や、商品の売上が上がる(10年)までの資金繰りで、ウイスキー企業は成り立たない。

大蔵省の親戚の者がいて、その紹介で関税部長の星野直樹氏(後の国務大臣)と会う。イギリスの例を持ち出し、ウイスキーは造石税ではなく、庫出税にすべきだと主張した。何回も足を運び説明し、星野氏の尽力で酒税法が改正された。「ウイスキー原酒は半製品であるから庫出税とする」。当時の大蔵大臣はかの高橋是清であった。




<ニッカ社名の由来>
当時の社名の大日本果汁の略。独立後、ウイスキーが売れるようになるまでジュースを作ってつないでいた。




<ウイスキーとは>
ウイスキーの熟成を科学の力で早める試みは昔からあったが、すべて失敗している。自然と時だけがその解決者なのである。




<祖父マッサンと祖母リタの思い出>
祖母は家の中にあっても、化粧をし正装した状態で家族と接するのが常であった。そのため私は祖母の寝間着姿や素顔を見たことがなく、母も同じことを言っていた。長身の祖母はドレスを着ることが多く、母によれば、空の色によって目の色が違って見えることから、その日の目の色に合わせて、晴れの日はグリーン系、曇りの日はグレー系の色の服を選んでいたという。

~略

祖父にある日、「本当の贅沢とは何か?」と尋ねられ返答に窮した。すると祖父は「今、お前がいるこの環境こそが本当の贅沢なのだ」と言った。「日々、恵まれた自然の中で、様々な旬の野菜や果物(家で野菜を作っていた)の香りや色、味わいを、記憶に蓄えておきなさい。それはこの場に居るもののみが体験でき、大人になってからではできないことなのだ」と教えてくれた。




<谷村新司の「昴」>
スーパーニッカのCMソングの話を頂いたのは1980年。CMの仕事はそれまでやってこなかったけど、本書旧版「ウイスキーと私」を読んで、仕事というより人との出会いだなと感じ、やらせてもらった。そうして生まれたのが、自分の代表曲になっている「昴」。

とりわけ竹鶴氏やウイスキーを意識したわけではないが、あとで歌詞を見返してみると重なる部分が多い。竹鶴氏は、ウイスキーの本質を見極めるために、ひとりはるばるスコットランドまで出かける。だから「昴」にも「いつの日か誰かがこの道を」と書いた。








関連記事:
【山崎12年vs余市1​2年vsマッカラン1​2年の比較】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-07-01

【ウイスキー粋人列伝/矢島裕紀彦/13年6月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-08-06

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記録ずくめの最強メーカー 黒霧島5000日戦争 [酒]





【記録ずくめの最強メーカー 黒霧島5000日戦争 by日経ビジネス2014年11月10日号】
2014年11月10日号の日経ビジネスは面白かった。毎週読んでるのですが、過去1年で一番面白い記事でした。とにかく読んでて胸躍りワクワクした。なぜか?

『1989年の発売以来「焼酎500年史」に例がない快進撃を見せ、その結果、霧島酒造は2012年売上高で三和酒類(いいちこ)を抜き日本一に躍り出た。翌年には全国の各地域で1割以上のシェアを握る国内制覇も達成。その成長力や収益力は名だたる大企業すら圧倒し、今や同社は、1990年代後半以降のデフレ下で最も事業拡大に成功した最強国内製造業の一社と言っていい。18年前経営危機にあった同社は、いかに蘇生し天下統一を成し遂げたのか。』

どうです?読みたくなったでしょう。日経ビジネス渾身の18pにわたる特集です。

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黒霧島はお好きでしょうか?2000年代の中頃、関西でも黒霧島のブームは凄かった。個人的には一人で通えるショットバーを見つけて、よく通ってた時代です。洋酒をキープせずに、黒霧の一升瓶をキープしてました。麦なら二階堂、芋なら黒霧島。店に通う常連は、たいてい黒霧をキープしてました。品切れだったら二階堂。

芋焼酎なれど、甘くて飲みやすい。水割りでもロックでもいける。もちろん伊佐美クラス以上のプレミア焼酎はうまいですが高い。冨乃宝山でも高い。黒霧はコスパがとてつもなく良かった。

たまに焼酎の話になると、誰か曰く、「本場九州では焼酎といったら今は黒霧しか飲まん。結婚式でも博多の人は黒霧飲んでる。」とか言ってました。そのときは、そんなもんか、だけどちょっと言い過ぎでは?と思ってましたが、日経の特集を読むとそれはホントだったことがよくわかります。


雑誌の特集の読書メモというのも、なんですが、以下にメモを。


<記録ずくめの全国制覇。こんな会社見たことない>
・1916年宮崎県都城市でイモ焼酎の製造を開始。90年代後半まではマイナーな中小蔵元のひとつだった。

・歴史が変わったのは黒霧島の発売から。霧島酒造が実現した全国制覇は日本の産業史に刻まれるべき歴史的快挙。

・成長力:98年に81億9300万円だった売上高は、2013年度には565億7600万円と約7倍に拡大した。帝国データバンク調査では、独立系でM&Aを実施せず15年間で7倍以上の成長を遂げた製造業は、ほかに日亜化学1社しかない。

・収益力:経常利益率は14%。国内製造業の大企業の過去10年間の経常利益率平均は約5%。霧島酒造は大企業の収益力の3倍。

・15年前「麦」は「芋」の3倍売れていたが、現在は「芋」が「麦」を逆転。霧島酒造たった1社で勢力図を塗り替えた。

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<黒霧島全国制覇への5000日>

第1章1996年春 3代目就任:
・2代目の急逝により、息子の江夏順行が社長に、江夏拓三が専務に就任。当時焼酎業界で8位。トップの「いいちこ」は「霧島」の5倍の売上高。2代目の江夏順吉は旧東京帝国大学で応用化学を学んだ秀才で、品質優先の手堅い経営をしていた。九州焼酎戦争は熾烈を極め、いいちこ、二階堂、雲海、白波、白岳がしのぎを削っていた。



第2章1998年夏 黒霧島誕生:
・営業の要請は脱芋焼酎。「今さら芋焼酎は売れない」。3代目は「芋臭くない」芋焼酎の開発を特命チームに依頼した。

・専務の拓三は鹿児島の小さな蔵元を訪ね回り理想の味の焼酎を見つける。ブレンダーの奥野(84年入社、宮崎大学、微生物)に「ここにとてもおいしい焼酎がある。この品質に近づけて欲しい」。奥野は黒麹や酵母を数種類試し、数百回を超える調合を繰り返す。果てにたどり着いた風味は、芋焼酎の固定観念を覆したものとなった。
「芋臭くない焼酎」自己否定につながりかねない、起死回生の商品開発。強みは水。都城は霧島と桜島の間の盆地に位置し、火山灰の影響で水はけがよいシラス台地として形成された。地下150mに40億トンとも見込まれる水が自噴し、霧島酒造は先代の順吉が55年に採掘に成功。適度なミネラルと炭酸ガスを含む水が存分に使えた。



第3章2001年夏 決戦、福岡:
・県外に出る。福岡県を戦略的地域と位置付け「福岡2倍作戦」、2年で売上を倍増する方針を打ち上げた。

・福岡県の5000店舗の酒販店に男性営業マンではなく、7人の女性を採用し「ハローレディ」と呼び、あえて女性の販促部隊を組織した。芋という言葉を出さず、黒を強調。酒屋の頑固おやじに女性の視点から営業活動。

・主力の男性営業マンをぞくぞく福岡に派遣。「黒キリ隊」とよび、各種イベントに参加させる。試供品は通常、夜、繁華街で配り、家に持って帰ってもらう。これを朝、駅前で配り、会社に持って行ってもらうという、「とにかく、職場で黒霧島の話題が出るようにしたい」、前代未聞の作戦を展開。黒霧島を職場に持ち込んだ人が、ファックスを送ると、その会社まで200mlx30本の試供品を無料で届けた。九州電力やソフトバンクなどの大企業から中小企業まで、ローラーで無料サンプルを配布した。配布した無料サンプルは10万本を優に超える。

昼は企業に配布、夜は昔ながらのどぶ板営業。今も博多の街にその名がとどろく初代福岡支店長の乙守。3年かけて女将を口説く。毎週数回店に顔を見せて酒を黙って飲んで帰る。女将は心を打たれ、3年後にキープボトルを霧島酒造に変えた。「乙ちゃんは義理と人情の男だった。その精神が現在の霧島酒造に受け継がれている」と女将は言う。

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第4章2004年秋 生産革新:
「バカヤロー、なんで商品がないんだ。謝るなら焼酎もってこい」
急激に人気が拡大し、商品不足になってしまった。2つの戦略を打ち出す。

・通年生産。通常芋が収穫できる9月から12月までの年間100日程度しか工場を稼働できない。麦や米にはない弱点。着目したのは冷凍芋による通年生産。中国に幹部がこぞって視察に行ったが品質が悪い。農薬の使い方も気になる。ここで焼酎メーカーとして前代未聞の発想をする。ならば自社で冷凍芋を作ってしまおう。様々な方法を試した結果、芋を蒸した直後にすぐ冷凍保存すると、品質が変わらないことが判明した(工程の詳細は本書にて)。「何度で解凍して仕込みに使えばよいか条件を探るのが大変だった」。焼酎500年史の常識を覆した、技術的なブレークスルーにより、2004年から生産体制を通年体制に切り替えた。

・通年生産するには大量の芋が必要になり、農家を囲い込むしかない。酒類業界全体でも珍しい、大規模な農家の囲い込みに乗り出す。現在50の仲買を通じ、2300の農家から原料を調達している。豊作、不作にかかわらず、毎年、栽培面積に応じ、一定の収入を保証する仕組みを取り入れた。通常は価格が大きく変動する芋だけに、農家にとっては極めてありがたい仕組みと言える。



第5章2006年夏 大型投資
・芋焼酎ブームに陰りが見えた2005年、200億円の売上高の会社が、100億円の工場新設の設備投資を行う。黒霧島の全国制覇で最終的な決め手となったのは、乾坤一擲の逆張り投資だった。通常だったら怖くてできない決断。製品に絶対の自信がないと踏み切れない。九州域内の10の金融機関から、期間10年の協調融資を受けた。

2011年には130億円を投じ、4つ目の大型工場を新設。焼酎業界では三和酒類と霧島酒造の2強が売上高500億円前後で君臨し、その他の焼酎メーカーとの2極化が加速。大型投資は吉と出た。会社の成長に伴い社員数も増えた。大卒の定期採用を始めた1997年、当時は採用14人に対し応募は31人にすぎなかった。それが今は900人の応募が殺到。社員数も416人に増えた。



第6章2011年春 そして首都圏へ
地方企業が業績を伸ばそうとすると、つい大都市の東京や大阪で勝負がしたくなる。しかし霧島酒造は販管費がかさむ大都市を最後まで避け、周辺の中規模都市から少しずつ攻略。足場を固めてから最終決戦に出た。博多を攻め落とし、同サイズの市場である広島と仙台を攻め、首都圏や関西などの大消費地は後回しにした。大消費地を攻めるのは販促費や人員が多く必要で成功しないリスクも背中合わせ。ランチェスター法則でいう弱者の戦略にも通ずる。最もうまみがありそうな東京攻略を後回しにしたのも、黒霧島の全国制覇を支えた重要な要素と言えそうだ。

2011年にようやく東京でのシェアが10%に到達した。販売量は前年比11%増。「年率10%で伸長するとその地域で需要が爆発することは福岡で経験済み。いよいよ首都圏に本格的に攻め入るときが来たと思った」専務の江夏拓三はこう振り返る。

2012年霧島酒造は三和酒類の売上額を追い抜き、念願の焼酎業界トップの座に就いた。黒霧島発売からおよそ5000日。芋焼酎で全国シェア4割。そのうち85%を黒霧島で稼ぐ霧島酒造。今後は商品の多様化を進め、ブランド力の向上や海外戦略も打ち出す。その先には1000億円の売上目標を見据える。

課題は、急成長の結果30~40代の中間層が手薄で、今後技術や社風の継承ができるかどうかの不安であると。




いかがでしたでしょうか?個人的に人生で一番たくさん飲んだ蒸留酒は黒霧島です。だいぶ飽きてまして、最近は飲んでません。とはいえずっと赤霧島は飲んでます。霧島酒造さんにお願いしたいのは、赤霧島をいつでも通常価格で飲めるようにして欲しい。それから「茜霧島」は飲んだことがありません。というか店で見かけたことがありません。それを日常的に飲めるようにして欲しいです。
よろしくお願いします<_ _>


さて、今夜は今から「赤霧島」をゆっくりと味わいます。至福のひと時^^


BGMは「いいちこ」のCMソング、キングクリムゾンでムーンチャイルドにしようかな♪




もうひとつおまけで、「宝焼酎 純」のCMソングでシーナイーストンでストラット♪




興が乗ってきたので、ウイスキーですが、
キリンシーグラムCMソングのハーブアルパートを貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=f1AskwKUBCU ビヨンド  CMは1:41頃

https://www.youtube.com/watch?v=L9JjUScyits マジックマン CMはイントロから

https://www.youtube.com/watch?v=j7vl1q_5m8c ファンダンゴ CMはイントロから

https://www.youtube.com/watch?v=5TTWzNmGx-o ルート101 CMは0:16頃

https://www.youtube.com/watch?v=uhOMW_NOXDU ついでにビタースイートサンバも♪


(関連記事)
【逆境経営山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法/桜井博志/14年1月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-04-08

赤霧島とピアノの森2​5巻を買ってきた。それとクジラのステーキについて
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-10-25

山崎12年vs余市1​2年vsマッカラン1​2年の比較
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-07-01

【ゼロから始める日本酒入門/君嶋哲史、野崎洋光/13年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-04-29

ビールの図鑑~世界の1人当たりビールの消費量、日本の主要ビールの味比較
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03

【なぜ一流の男の腹はでていないのか?/小林一行/14年3月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-09-13

【10種でわかる世界のチーズ/村瀬美幸/14年1月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-03-29


In the Court of the Crimson King

In the Court of the Crimson King

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Discipline Us
  • 発売日: 2005/02/22
  • メディア: CD



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赤霧島とピアノの森2​5巻を買ってきた。それとクジラのステーキについて。 [酒]





たまには酒のことを。

赤霧島はお好きですか?はじめて飲んだ時は、独特の甘みと円やかさが衝撃でした。紫芋系ではさっぱりしてる方かな。個人的には鹿児島3M(村尾、森伊蔵、魔王)や伊佐美より旨いような気もします。芋だったらこれ。麦だったら、銀座のすずめ、克、黒騎士、が好きです。

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人気の焼酎で、春と秋に発売されて、だいたい1週間ほどで完売して、あとは値段が倍になります。2014年の出荷日は、春は2月27日、秋は10月22日でした。出荷日は本場九州は当日に出てるようですが、関西は翌日に並びます。買う手順は以下。

①だいたい2月か9月頃に、今年の出荷日を霧島酒造のホームページで確認する。
②発売翌日に、近所の酒屋に電話して到着してたら買いに行く。
・2013秋はセブンにあったが、2014春はセブンになかった。10月24日セブン2軒みたがなかった。
・2014春はSEIYUに大量にあったので、10月23日にSEIYUに見にいくとなかった。
・近所の酒屋は店には陳列しない。「今年の赤霧島は入荷しましたか?」と確認すると店の奥から出してくる。

SEIYUも近所の酒屋も1人1本までやし、あとは2chの赤霧島板をチェックして、今年はどこの大手流通に入荷してるか確認して買いに行きます。いちいち近所の酒屋数軒にTEL確認するのはおっくうなんで。

わが家は蒸留酒の常備酒は、ウィスキー4~5種類、焼酎は2種類ぐらいです。度数も低いのでやっぱり焼酎の方が減りが早い。ここ数年は赤霧島は半年で一升瓶2本弱ぐらいの消費です。23日に一升瓶1本買えたので、あともう1本欲しいなぁ。

ちなみに価格は2014年秋で、 一升瓶:2230円、900ml瓶:1175円。

900ml瓶2本買うより、一升瓶の方が120円安いです。ただ一升瓶は嵩張るので、120円ぐらいなら900mlx2本のほうが利便性が高いかもしれません。


世の中にはいろんな焼酎があって、それぞれに旨いですが、近年は赤霧島の発売日買いが一番コスパがいいような気がしています。ただここ数年こればっかり飲んでるので、ちょっと飽きてきました。毎日ステーキだったら飽きてくるのと同じです。毎日ステーキ食ったことありませんが。




クジラについて。今週飲みに行ったときに、なじみの居酒屋でクジラのステーキ食べました。ミディアムでちょっと赤みがあり、ガーリック味で美味かったです。牛と比べてそん色ありませんでした。クジラってこんなに美味かったのか。

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大将曰くいつも店に出そうとすると、高いものになるけど、調査捕鯨で安くていいのが手に入ったときだけ店に出すそうです。一皿700円也。ちなみに日本の調査捕鯨は年間1000頭前後。捕獲頭数÷資源量=0.2%ぐらいです。これに例のテロリストたちは激怒しています。




で、もうひとつ買ったのはピアノの森25巻です。以下ねたばれ。


ピアノの森(25) (モーニング KC)

ピアノの森(25) (モーニング KC)

  • 作者: 一色 まこと
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/10/23
  • メディア: コミック



17歳の最年少コンテスタント「一ノ瀬海」がとうとうショパンコンクールで優勝してしまいました。他にはソナタ賞、マズルカ賞、コンチェルト賞も受賞。ポロネーズ賞はパンウェイが受賞です。

公正な審査の為に、審査員の審査結果を公表することになった。それで賄賂や、人脈(コネ)や、自国ポーランドのコンテスタントを優勝させようとする勢力に歯止めがかかります。審査結果を公表されると、音楽家としての自分の評価にもかかわってくる。自分に災いが及ぶかもしれないと考えると、人間、単純に音楽の素晴らしさだけで評価をするようになる。

なぜそのような展開になったのか。ある雑誌社が企画を持ち込んだからです。現代のトップピアニスト7名に、純粋に名前を伏せて音源だけで評価をさせる。その結果とコンクール審査員の評価を対比させる記事を雑誌として掲載するという。

こういう個人の定性的評価が絡むものは、利き酒のブラインドテストじゃないけど、そのような評価方法が浸透していくと良いですね。

そろそろ終わるとは思ってましたが、本巻の帯に次号26巻で完結と出ていました。寂しくなるなぁ。

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ちなみにワンピースは今で6割ぐらいらしいので、あと10年ぐらい続くのでしょう。それと既に最終章のストーリーはできていて、尾田栄一郎曰く、最終章が一番面白いと。ジャンプの担当者が変わるたびに、そこは引継されてるようです。


海が私に叫んでいる♪
クジラを救ってくれ♪

乱獲で批判されるのはわかりますが、資源量の0.2%程度なら問題ないと思っています。

ニックカーショウでセイブザホエール♪ B面ラストの歌で印象深かった。文化や宗教の違いで守るべき動物は変わります。ドナドナの牛もかわいそうです。生きるということは、そういうことだと思いますが。



ザ・リドル

ザ・リドル

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCAビクター
  • 発売日: 1995/10/21
  • メディア: CD



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山崎12年vs余市1​2年vsマッカラン1​2年の比較 [酒]





今回は、山崎12年、余市12年、マッカラン12年を飲み比べてみました。過去何年か、ずっとやりたかったことです。ようやく実現できました。結果は、個人的な好みですが、山崎>余市>マッカランとなりました。飲み方はストレートです。

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もともとマッカランが一番うまいと思ってました。シングルモルトのロールスロイスとか、スコッチ界のシャトーマルゴーとか言われて、黒糖のように甘く、ストレートで飲んでも喉への刺激がまったくない。とにかくスーッと入ってきます。だからしばらくぶりにウイスキーを飲むならこの酒が一番旨く感じるかもしれません。基本的に常備酒にしています。

ただ余韻や深みがありません。ワインでいうところの、シャブリの後を引くようなミネラル感のようなものがない。




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山崎や余市の12年物は高いです。これまで外飲みのショットオンリーで、ボトル購入はしてませんでした。これだと飲み比べできないので、まず山崎12年を購入しました。山崎って複雑な味です。12年物は喉への刺激もない。若干のアイラ臭を感じます。飲み比べるとあきらかに山崎の方が旨い。価格はマッカランが4000円強。山崎が6000円強。2000円余分に払っても山崎が飲みたくなるぐらいの味の違いです。




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ショットバーでロックで飲んで熟柿の味わいにやられてファンになった余市12年。どうせなら山崎と飲み比べしようと買ってみました。山崎よりもっとアイラ臭が目立ちます。ブレンドスタンダードで例えると、ホワイトホース=余市、ジョニ赤=山崎、ぐらいのアイラ臭の差異かな。ビールで例えると、ホップの効いたクラシックラガーが余市、一番搾りが山崎、のような味わいイメージです。余市vs山崎を飲み比べると、山崎の方が鎮静してくれる。

余市12年はもちろんストレートで飲めますが、ロックで飲んで少し加水されたぐらいのほうが、熟柿の味わいが感じられ鎮静するような気がします。



味覚という個人的な尺度での比較なので、どんな酒が好きか書いておきます。似たような趣味の人は山崎をどうぞ。


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①スコッチの洋ナシ系はたまにはいいけど、1本買うと途中であきる。
洋ナシ系とは、シングルモルト12年ならグレンリベット&グレンフィディック。ブレンドスタンダードクラスならJ&Bレアのような、さらっとした味わい。深みがない。


②アイラ系もたまにはいいけど、アイラ島の人みたいにずっと飲もうとは思わない。
なんか冷スープ飲んでる気になるんですよね。好みは、ラフロイグ10年>ボウモア12年。うまく表現できないけど、ラフロイグのほうが余韻が「ひんやり」してるように感じませんか?


③ブレンドスタンダードの好みは以下。このクラスはストレートではノドに刺激があるのでロックで飲む。ジョニ赤、ホワイトホース>ベル、グランツ>ティーチャーズ>カティサー、バランタインファイネストカティサークやバランファイネストなんかは甘くてクセがないが旨いと感じない。若干のアイラ臭が欲しい。リピートしちゃうのはジョニ赤が多いかなぁ。。


④ビール(除く黒ビール&プレミアム系)価格を揃えると好みは以下。
一番搾り(通称バンシボ)>スーパードライ>サッポロワンスター>キリンラガーホップの苦みを感じるラガー(とくにクラシックラガー)より、旨みを感じるバンシボがいい。第3のビールなら、一番搾りに味が似てる「澄みきり」が好き。発泡酒なら緑色の淡麗。あと番外編では、ヨーカドーのベルギー発泡酒、ベルモルトが99円なのに旨い。黒も普通のも両方ともいけます。




セロニアス・モンクでストレート・ノー・チェイサー♪今読んでるガルシア・マルケスの本に、「セロニアス・モンクを、まるでホメロス(最高の詩人)のようにほめたたえる」という表現が出てくるのですが、モンクってそんなにいいですかねぇ。村上春樹も絶賛してますが・・

音楽チャンネル/ミュージック・エアを晩酌時によく見るのですが、たまにモンクのライブをやってます。右手小指にぶっとい指輪をしてるのを見ると、「おっさん、そんなんでちゃんと弾けるんか」と、ツッコミたくなります。スイマーがダボダボの水着で競泳してるようなもんでしょう。

クラシックのパパゼルキンみたいに、真摯に愚直に取り組めとは言いませんが。ジャズピアニストにそんなこと言っちゃあいけないのかなぁ。。



(関連記事)

バーボン味比較/メーカーズマーク、ジンビームブラック、ジェントルマンジャック
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2015-06-30

【タバコと酒の健康常識はウソだらけ/橋内章/13年8月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-11-02

【ウイスキーと私/竹鶴政孝/14年8月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-12-20

【記録ずくめの最強メーカー 黒霧島5000日戦争 by日経ビジネス2014年11月10日号】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-11-18

【逆境経営山奥の地酒「獺祭」を世界に届ける逆転発想法/桜井博志/14年1月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-04-08

【ゼロから始める日本酒入門/君嶋哲史、野崎洋光/13年12月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2014-04-29

ビールの図鑑~世界の1人当たりビールの消費量、日本の主要ビールの味比較
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03

【お酒を飲んで、がんになる人、ならない人/横山顕/17年4月初版】
http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2017-07-22


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ほろ酔い文学事典 [酒]





二日酔いです^^; 昨晩は久しぶりに3軒もはしご酒してしまいました。で、昼はセブンイレブンのざる蕎麦が食べたくなった。うまいと評判だったので。
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こりゃうまい[ぴかぴか(新しい)]うまい蕎麦屋のざる蕎麦が100点としたら、80点はいってます。そのへんの食品スーパーで売ってるざる蕎麦は50点ぐらい。このうまさのざる蕎麦が330円税込で買えるなら、次も二日酔いのときはこれにしょう。わさびがちゃんと溶けて、だしもうまい。


ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)

ほろ酔い文学事典 作家が描いた酒の情景 (朝日新書)

  • 作者: 重金敦之
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2014/03/13
  • メディア: 新書


【ほろ酔い文学事典/重金敦之/14年3月初版】
酒と小説が好きな人にお薦めの本。いろんな作家が酒について書いてますが、この本ではざっと100人ぐらいの作家のいろんな作品から酒のシーンを抽出して、酒を紹介したり著者がウンチクを語ったり。

巻末に作家と作品名とこの本での掲載ページが索引として書かれているので、気に入った作家のページを読んで、さらに気に入るとその作品を図書館で借りたりするとよろしいかと。

村上春樹は3作品、開高健は2作品、椎名誠は3作品、ヘミングウェイは3作品と、やっぱり酒飲みの作家の作品は興味深いものがあります。

目次は以下。ビール、ウイスキー、ワイン、スピリッツ、カクテル&リキュール、紹興酒、日本酒の章立てです。

(クリックで拡大)
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以下に読書メモを。

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<ビールの王冠の発明>
ビールの王冠が一般的に使用されるようになったのは(日本では)1900年頃で、それ以前はコルクだった。(王冠は1892年米国のウイリアムペインターが発明)



<シングルモルトの歴史>
シングルモルトが商品として売られるようになったのは、そんなに古いことではない。グレンフィディック(緑の三角柱のボトル)が最初で、同業者から「無謀な試み」と笑われながら、1963年に発売した。1964年には4000ケースしか販売されなかったのに、10年後には世界で12万ケースが飲まれ、シングルモルトの約3割を占める。



<水割りの裏技>
食中酒としての素晴らしい応用術だが、日本料理に合うかどうかは疑問。裏技としてウイスキーを炭酸で割ったハイボールに、おろした生姜を少し入れる。マグロの刺身にも結構合う。



<シャンパン>
シャンパンは女性を口説くための酒と書くのは獅子文六。大正時代パリに遊学してたころの話。「シャンパンの嫌いな女は無いと云ってよろしい。シャンパンを2~3杯飲ませて、2~3べんダンスをすれば、女の肉眼心眼ともに朦朧となって、ドーデモシテクレと気前よくなるのが、少なくとも外国の規則である」



<ロマネ・コンティ>
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ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村のロマネ・コンティの畑の周囲には、特級畑(グラングリュ)がひしめく。ロマネ・コンティは面積1.8ヘクタール(サッカー場2面半)しかない。ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑の収量の上限は1ヘクタールあたり3.5キロリットルと定められている。しかしロマネ・コンティは最良の年でも3キロリットル、あまり芳しくない年だと1キロリットルまで減らす。ブドウを精選して品質の高さを守るため。いずれにしても年間生産本数は4~5千本という規模しかない。

⇒WIKIより:どんなに安くても30万円は下らず、良作年の物は1本100万円を超える事もある 。



<ボルドー>
ブルゴーニュと並んでフランスの二大産地であるボルドー。ボルドーワインの生産量の7割が赤ワイン。赤はカベルネ・ソーヴィニヨンがボルドーの代表品種。タンニンが強くまろやかにするために樽による熟成が行なわれ、メルロー、プチヴェルドといった品種を加えるのも、ボルドーの赤ワインの特徴だ。ブルゴーニュの赤ワインの多くが、ピノロワール一品種で造られるのと対照的だ。



<ブランデー>
1本のブランデーを造るにはおよそ10倍のワインを必要とする。ワインはまず蒸留によってその量を7分の1に縮め、樽で熟成させている間に25%が蒸発する。



<紹興酒>
原料はもち米で、精米、浸漬、蒸しなどの工程は日本酒に似ている。麴は米麴ではなく麦麴を使う。精米も日本酒と違いほとんど磨かない。ぬかがついたままだ。水は近くの鑑湖に湧いてくる水を使う。その結果タンパク質や糖分などの雑味が含まれ、特有の芳香が生じる。中国全土で量的に飲まれるのは、圧倒的に白酒(焼酎)のほうだ。



<贔屓の酒>
池波正太郎、山口瞳は「菊正宗」。水上勉と開高健は伏見の「月の桂」。横山大観は三原の「酔心」


飲まんとやっとられへんわ♪
しらふでおられへん♪
パッとカネ使おて歌でも歌おうか♪
医者はやめとけ言うけどな♪

リトル・ウィリーズ(ノラジョーンズがウイリーネルソンに敬意を表したバンド)でI Gotta Get Drunk♪



Little Willies

Little Willies

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 2006/02/15
  • メディア: CD



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【日本酒に合うつまみと基本銘柄】ゼロから始める日本酒入門/君嶋哲史、野崎洋光 [酒]


ゼロから始める日本酒入門

ゼロから始める日本酒入門

  • 作者: 君嶋哲至
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/メディアファクトリー
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 単行本


【ゼロから始める日本酒入門/君嶋哲史、野崎洋光/13年12月初版】


昨日居酒屋で飲んだ、兵庫の地酒「倭小槌」の「荒走り」です。微発泡で濃厚でした。同じ値段の新酒の「にごり」のほうが相当に発泡してて、僕としてはそちらのほうがいい。一緒に飲んだ同僚は「荒走り」のほうがいいと。濃厚だったので、あじのタタキによく合いました。

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日本酒の入門書です。入門書と言いながら、これだけマスターしたらもう十分で、あとは種類をたくさん飲んで味覚の経験値を上げるだけかと思いますが。

これまで読んだ日本酒本は、製造工程を丹念に紹介するパターンか、全国の様々な銘柄を1冊全部使って紹介するものか、だいたいそんな感じの本が多かったです。これはじつは面白くない。製造工程にそんなに興味はないし、銘柄をこれでもかと紹介されても、どれがおススメなのかよくわからんし。

メディアファクトリー(角川)のこの本は、2p見開きで一項目。日本酒の数々の疑問やハウツーを、Q&A方式で答えていきます。右ページが文章で、左ページが表やグラフの構成になっています。

さらっと読んでボツ本にするつもりでしたが、面白かったので以下に読書メモを。


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<日本酒は全部で何種類ぐらいあるか>


2010年に日本国内にある酒造業者数は1564。実際に清酒を製造しているのは1260。1260の業者が販売している日本酒の銘柄数は4~5万種類。清酒全体で46万キロリットル。そのうち本醸造酒や純米酒、吟醸酒などの特定名称酒は3分の1の15万キロリットル。特定名称酒の区分は以下。特定名称酒以外は普通酒と呼び7割を占める。

(クリックで拡大)
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⇒本醸造酒のアルコール添加は白米重量比で10%以下だったんですね。これだったら純米酒にこだわらなくても、本醸造酒もありかも。とはいえ白米重量に対してなので液体になったアルコール添加率でいうと、25%以下に相当します。結構多いなあ。ワインなんかの果実酒のくくりはアルコール添加率は10%以下なのに。。ちなみに普通酒は白米重量比で50%以下。安いアル添酒(普通酒)は頭が痛くなったりよく酔うような気がします。




<日本酒の流行推移>


1980年代に「淡麗辛口ブーム」が到来。「越乃寒梅」や「上善如水」などすっきりサラサラした味わいのものが売れた。ブームは長く続いたが1994年に山形県産「十四代」から「芳醇旨口」が流行りだす。無ろ過の生酒もこの頃流行した。2010年代にはほどよい酸味のあるものが流行。スパークリング系や洋食とも合わせやすい日本酒が好まれ始めている。




<都道府県によって日本酒の味は違う>


大雑把なイメージとして、北国の日本酒はすっきりとして辛口な「淡麗辛口」の酒が多く、南の県にはしっかりしたコクと味わいをもつ「濃醇甘口」の酒が多い。ただしあくまで大雑把であり、個別には平成21年度に国税庁が発表した「各県甘辛度・濃淡度(平均値)」を参照。

(クリックで拡大)
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<国内で一番日本酒を造っている都道府県はどこか>


米どころの新潟ではない。兵庫県。日本で造られる日本酒の30%が兵庫県産。灘が国内最大の日本酒の生産地。この地方で湧き出す「宮水」はカリウムを多く含み、鉄分が極端に少ない酒造りに適した水。さらに最高級の酒造好適米の「山田錦」の8割が兵庫県産。ベストテンは下記を参照。ちなみに杜氏集団は全国に分散されているが、三大杜氏集団は、岩手の南部杜氏、新潟の越後杜氏、兵庫の但馬杜氏。

(クリックで拡大)
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<日本酒と和食の相性>


日本料理には日本酒がよく合う。茶の湯の懐石でも日本酒の振る舞いは欠かせないし、会席料理は日本酒を楽しむ料理である。

日本料理には魚卵を使ったレシピが少なくないが、生臭さがワインには合わない。しかし日本酒にはよく合う。例えば、イクラの醤油漬けには辛口の純米酒。酒盗にはコクのある本醸造酒。白身魚の刺身には淡麗辛口。




<日本酒に相性のよい食材や料理>


基本的には和食。刺身なら白身魚は淡麗な飲み口の本醸造酒。中トロなら純米酒の芳醇なもの。アナゴなど濃厚なタレのかかった魚には、熟成感のある日本酒。

豚を煮込んだ肉料理にも日本酒は合う。ただし焼肉やレアで焼いたステーキ、血の滴るローストビーフなど、赤くて血が出るような肉料理や食材に関しては日本酒はマッチしない。赤ワインに含まれるタンニンのような「渋み」の要素が少ないから。

たいていの日本酒に合う食材は、ずばり発酵食品。野菜の漬物や塩辛、魚卵を使ったつまみ、チーズなど。




<日本酒でもてなす際の順番と器>


乾杯:スパークリングタイプ  シャンパングラスで
前菜:淡麗辛口タイプを冷やで  塗りの盃
主菜:濃醇甘口タイプを燗で  徳利とぐいのみ
食後:熟成された古酒  ワイングラス


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<利き酒で使われる言葉で味や香りを表現する>


酒の風味を表現するには、「香り」と「味わい」を強弱で表すのが基本。香りの強弱は「穏やか」と「華やか」。味わいの強弱は「スッキリ」と「濃醇」で表す。この4つを組み合わせることでざっくりと酒の特徴を表すことができる。

香りには2種類ある。「上立ち香」と、酒を口に含んだときに鼻に抜ける香りの「含み香」。味は「甘・酸・辛・苦・渋」の5つが日本酒の味の構成要素とされ「五味」といわれる。

もっと具体的に表現するには、下記を参照。

(クリックで拡大)
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<これだけは飲んでおきたい日本全国の銘酒:基本銘柄>


石川県:天狗舞 (純米大吟醸50、720ml、1733円)
単にすっきりとした酒ではなく、しっかりとした味わいがある。どんな料理との相性もよい。軽快な旨みときれいな酸味のある純米大吟醸がおすすめ。しかしどんな種類を選んでもでも間違いない味。

高知県:酔鯨 (純米吟醸吟麗、720ml、1712円)
コストパフォーマンスがよく、どこでも手軽に買える。他の酒に比べて酸味が強いので、洋食との相性がよい。

宮城県:浦霞 (純米酒浦霞、720ml、1260円)
良心的な値段で何を飲んでも旨い。広がりのある味わいの純米酒もいいし、すっきりした辛口の本醸造酒をちょっと燗すれば、魚介類との相性も抜群。特にマグロなどと合わせたい。

長野県:真澄 (本醸造特選真澄、720ml、1029円)
リーズナブルな普通酒を選んでも旨い。特に燗で飲むのがおすすめ。素朴な味の家庭料理との相性がよい。




<これだけは飲んでおきたい日本全国の銘酒:希少価値のあるもの>


山形県:十四代 (特別本醸造酒 十四代本丸、1.8L、2047円)
上品な果実を思わせる甘味があり、軽さも厚みもある珠玉の酒。

島根県:王禄 (超王禄 本生、720ml、1575円)
コクとキレがある辛口の純米酒。冷酒、冷や、ぬる燗といずれもいける。

静岡県:磯自慢 (純米大吟醸 愛山 中取、720ml、5145円)
磯自慢酒造は普通酒はもちろんすべての酒の味が安定しておいしいが、完成度が高いのが大吟醸愛山中取。軽く冷やして飲む。

愛知県:醸し人九平次( 醸し人九平次純米大吟醸 雄町、720ml、1737円)
すべての酒が純米吟醸以上の仕込みで、その味はパリの三ツ星レストランにも置かれる。売れた果実の味をテーマに造られた酒は、濃密かつ爽やか。

(クリックで拡大)
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醸し人九平次 純米大吟醸 雄町  1800ml

醸し人九平次 純米大吟醸 雄町 1800ml

  • 出版社/メーカー: 萬乗醸造
  • メディア:





酒屋に行って♪
あの酒を飲みほせよ♪

ストレイキャッツでドリンク・ザット・ボトル・ダウン♪




ヴェリー・ベスト・オブ・ストレイ・キャッツ

ヴェリー・ベスト・オブ・ストレイ・キャッツ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN
  • 発売日: 2004/01/28
  • メディア: CD



(関連記事)
紙パック日本酒1000円前後ランキング、熱燗におすすめは?
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【なぜ酒豪は北と南に多いのか】~酒豪都道府県ベスト10
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http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2015-06-30


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ライオンスタウトビール、アルパカ白、あらばしり、最近飲んだ酒について [酒]





たまには酒のことを。ビール、ワイン、日本酒と、醸造系3連ちゃんです。

<Beer>
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前に読んだ「ビールの図鑑」http://donhenley.blog.so-net.ne.jp/2013-08-03で、評価やチャートスペックが一番インパクトがあって美味そうだったスリランカの「ライオンスタウト」黒ビール。アマゾンで送料を入れると330mlが900円ぐらいになるのでパスしてました。

グランフロント大阪の北館地下1階にビール博物館というのがあって、探してみると600円ぐらいで売っていました。ちょっと高いですが、一度は飲んでみたかったので購入。

ぼくは家飲みビールは黒がメインです。美味いと思う順は以下。
プレモル黒=エビス黒≧ギネス缶≧一番絞り黒>アサヒ黒生>>スーパードライ黒
プレモル黒、エビス黒、一番絞り黒は甘くてコクがあって美味いです。ギネスは甘味が少しかけるような気もする。

で、飲んでみましたライオンスタウト。味はプレモル黒に似てますが、8%なのでかなりキリッとしています。もちろんまずくはありませんが、価格のことを考えると、プレモル黒やエビス黒で十分です。というより勝っているかも。ビールは鮮度が大事なので日本産の方が美味いのかもしれません。

「キングオブホップ」ビアハンター、故マイケルジャクソンはベルギービールを世界に広めた功績がありますが、彼がこよなく愛したライオンスタウト。マイケルは生前日本の誇る3本の黒は飲んでいません。もし彼が飲んでいたら、プレモル黒やエビス黒の美味さに仰天し、かなりの高評価を与えたと思われます。


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<Wine>
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最近お気に入りのチリワインでアルパカの白(シャルドネとセミヨンのブレンド)。近所の酒屋で450~480円ぐらいで売っています。シャルドネの風味がしっかりしてて濃い味でうまい。この価格でこの味が・・と何度かリピートしてました。

やはりというか一個人という雑誌の11月号で、アルパカの白が1500円以下の極旨ワインの1位でした。白ワインは酸味のきつい辛口より、ライチ風味のほうが好きなのですが、アルパカの白は酸味があって辛口だけど飲ませます。
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ちなみに3位にはアルパカの赤(カベルネとメルローのブレンド)が入っています。トップソムリエ4人がブラインドテイスティングで決定したと。美味いものは、トップソムリエだけじゃなく、誰が飲んでも美味いという。

最近ヨーカドーで売ってる1580円の金賞受賞シャブリ。やっぱり白ワインではシャブリのミネラル感が一番です。今度のポールのコンサートに持参して、スタンドでゆっくり飲むつもりです。まだ飲んでないのでわかりませんが、1000円台半ばで、ちゃんとシャブリのあとを引くようなミネラル感があるかどうか、ちょっと心配です。
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追記:後を引くようなミネラル感がなかった。個人的感想ですが、はずれシャブリ。アルパカの方がうまい。



<日本酒>
先週末のイベントで八海山の大吟醸をがぶ飲みしました。
DSC_0163 (2).jpg

やっぱり獺祭のほうが同じ大吟醸だと味が濃くて美味いような気がします。個人的には銘柄や精米歩合に関係なく、「あらばしり」が好きです。一番最初に少量だけ出てくる酒のことです。酒屋にはあんまり置いてなくて、基本的には蔵元で飲む酒です。最近はネットで手に入りますが。

新酒の時期(2~3月ごろ)の「あらばしり」がスパークリングしてて特に美味い。先月飲んだ「あらばしり」は半年以上たってたので、味が落ち着いて大吟醸よりちょっとフレッシュでワイルド程度になってました。飲んだのは純米クラスの「あらばしり」ですが。

なじみの居酒屋の大将に無理言って、蔵元直の仕入れルートを開拓してもらったので、日常的に飲めるようになりました。蔵元からの仕入れで純米クラスの「あらばしり」が4合ビンで2千円弱、予約して取り寄せて店では600円オンして飲めるよう交渉済みです。一般的な飲食業はアルコールは仕入れの3倍、良心的な店で2倍前後なので、1.3倍での販売はサービス価格です。仲間内では、新酒の時期に白濁発泡した「あらばしり」が飲めるのを、いまかいまかと待ちわびています。カワハギやひらめの刺身で飲りたいです♪


酒記事はたま~に書いてますが、今度はスコッチでも飲んで味比べしてみようかな。あれはビールやワインと違って一度に開けて味比べできるのがいいです。飲み比べる銘柄は心に決めています^^

マイケルジャクソンでBEN♪ マイケル、じつは歌がうまい。



サンタ・ヘレナ・アルパカ・シャルドネ・セミヨン 750ml [その他]

サンタ・ヘレナ・アルパカ・シャルドネ・セミヨン 750ml [その他]

  • 出版社/メーカー: サンタ・ヘレナ
  • メディア: その他



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ウイスキー粋人列伝 [酒]






ウイスキー粋人列伝 (文春新書 918)

ウイスキー粋人列伝 (文春新書 918)

  • 作者: 矢島 裕紀彦
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/06/20
  • メディア: 新書


【ウイスキー粋人列伝/矢島裕紀彦/13年6月初版】
ウイスキーを飲みながら読むのに適した一冊です。だけど二日酔いなので、しらふで読んでます。大酒を飲んだ翌日は、なんかテンションが上がりません^^;

この本は秋山好古から村治佳織まで古今の90人の逸話で紐解く愛飲史です。あぁこの人はマッカランが好きだったのか。こんな宴会芸があったんだなぁと、酒がもっと好きになります。

ウイスキー。なんかハードボイルドなイメージがある大人の酒です。ある時期はまって、いろいろなウイスキーを買ってきては、ストレートやロックで味比べをしていました。ひととおりのメジャーなスコッチのスタンダードから12年モノまでは飲み比べたので、二回り目以降は、好きなものしか買わなくなりました。

で、最近は蒸留酒は焼酎に戻しています。南雲先生の生涯許容酒量は(アルコール純分で)男性500kg、女性250kgというのを読んで、40度の酒をずっと飲んでると、楽しみを早期に使い果たしてしまうことに、ハタと気がついてしまった。500kgというのは、一日4合(ワインや日本酒の720mlx1本)で男性は14年ほどで到達してしまいます。

それを読んでからは、できるだけ家飲みは1日2合(アルコール純分で50ml)までとするようにしています。だけど外で飲むと7~10合ほど飲んでしまいます。週1日休肝日としても、1週間に20合前後は飲んでるかなあ。1日3合換算か、軽くやばいかも。生涯酒量に到達しちゃうと、肝硬変になったりガンになったり、負の健康スパイラルに落ち込んでいくようです。この本でもスペシャルインタビューされてるギタリストの村治佳織さんは、大のウイスキー好きのようですが、35歳の今、舌腫瘍にかかり長期休養となっています。とてもギターが上手く、美しい女性である村治さん、早く良くなって欲しい。


村治さんの動画の下に、読書メモを。聴きながら、彼女の健康を一緒に願いませんか。

アルハンブラの想い出/村治佳織 これ一人で弾いてるんですよね。さすがに世界のトップギタリスト。


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<北原白秋の宴会芸>
線香花火と名づけた独自の踊り。マッチをすって点火する真似を誰かにしてもらい、シュッと手を出す。続いてシュッ、シュッと両手を交互に出して火花の飛び散るさまを演じ、加速度的にその勢いを増す。やがて「しゅうっ」と一声を残し、まん丸い火の玉となり、ぽろりと地面に落ちるように倒れる。いかにも真に迫っていた。



<ウイスキー効能>
ウイスキーには赤ワイン同様、医学的にも健康促進効果の期待されるポリフェノールが含まれている。糖分やプリン体もほとんどなく尿酸を排出する働きもあるため、糖尿病や痛風を引き起こす心配もない。香りによるリラックス効果もあり、適量をたしなむなら、豊かに時間を過ごさせてくれるアルコール飲料といえるのである。



<サルトルの好きなウイスキー>
サルトルは特にサントリーオールドが大好きだった。朝吹はサルトルがパリに帰るとき「この次パリに何をお土産に持っていきましょうか?」と尋ねた。するとサルトルは言下に答えた。「サントリーオールド!」



<田中角栄>
角栄が吉田茂邸を訪問したとき、オールドパーを振舞われた。後日角栄がこのことを佐藤栄作に話すと、「そうか、あれを出されたなら間違いない。気に入られたんだ」と言われたという。以来角栄はオールドパーを愛飲するようになった。飲み方は水割り。といってもかなり濃い。グラスにたっぷりの氷を入れ、半分くらいまでウイスキーを注ぐ。最後に水を足す。ダブルの2倍くらいの濃さ。これをぐいっといく。3日か4日でボトル1本空けるくらいのペースで飲んでいたという。



<枡田幸三>
1948年、幸三は将棋に関する事情聴取のため、GHQに呼び出された。「日本の将棋では取った相手の駒を自軍の兵隊として使用する。これは捕虜虐待で、条約違反だ。日本軍の捕虜虐殺に通じる野蛮なゲームだ」そう決め付ける相手に幸三は応酬した。「チェスで取った駒をつかわんのこそ、捕虜の虐殺である。日本の将棋はつねに全部の駒が生きている。これは能力を尊重し、それぞれに働き場所を与えようという思想である。敵から味方に移ってきても、金は金、飛車は飛車と元の官位のままで仕事をさせる。これこそ民主主義」



<桑田真澄>
現役時代は酒を口にしなかった。リハビリ期間中に体にいいからと勧められ赤ワインを飲むようになった。ウイスキーは40歳過ぎで飲み始めた。赤ワインと同じくウイスキーがポリフェノールを多く含んでいて、健康の維持増進に役立つという話を聞いて試し始めた。いつしか自宅のバーカウンターにウイスキーを常備するようになった。「背番号18をつけていたので、山崎18年が好き。好物であるつぶ餡を使った和菓子との相性がよくて、一緒に飲むと驚くほどおいしい」理論派の桑田の言葉だと妙に説得力があり、一度試したくなる。



<山崎まさよし>
同じ名前の山崎を愛飲する。自分のサインにも似ていて親近感があった。飲み方はオンザロック。家でひとりでやるなら、ブルースマンのライトニンホプキンやロバートジョンソンの古いレコードを聴く。ノラジョーンズやエリッククラプトンも似合いのBGMになる。



<サントリーチーフブレンダー輿水精一のお薦め>
バーに行くと、かつてはまず1杯目にジントニックを頼むことが多かったのですが、最近はハイボール。それもとくに白州の12年を楽しむことが増えています。・・・香りそのものを享受するには、こんな飲み方もあります。まず常温の「ウイスキーをグラスに注ぎストレートでじっくり味わい、次にスプーン一杯の水を加えて香りが開いていくさまを楽しむ。それでしばらく飲んだら、またスプーン一杯の水を加えてみる。するとまた表情は大きく変化していきます。



<JUJU>
JUJUは読書好きで小説を中心に月に10冊ほどの本を読む。自宅ではさまざまなウイスキーを楽しんでいる。専用の棚を作り、山崎や白州などの現行品のボトルの他、ロイヤルロッホナガー30年、マッカラン27年、ブナハーブン33年といった貴重なオールドボトルも並べている。酒量は3日でボトル1本。芸名はサックス奏者ウエインショーターの名盤からとった。12歳でジャズ歌手を志望し、18歳でNYへ渡った。歌唱はサラヴォーンの影響を受けているという。


JUJUで「奇跡を望むなら」 病室での結婚式のmvが、涙を誘います。サラヴォーンというよりは、マイケルジャクソンの子どもの頃みたいな感じがしました。そういう意味では美声です。どうか酒で声をつぶさいないで欲しい。





ESTELLA(エステーラ)~Kaori Muraji SELF BEST

ESTELLA(エステーラ)~Kaori Muraji SELF BEST

  • アーティスト: 村治佳織,ロドリーゴ,バリオス,サグレーラス,マイヤーズ,ロジャース,ヨーク,パガニーニ,コスト,レニャーニ,バッチュラー
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2012/09/05
  • メディア: CD




BEST STORY~Life stories~

BEST STORY~Life stories~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMAR
  • 発売日: 2012/11/07
  • メディア: CD



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ビールの図鑑~世界の1人当たりビールの消費量、日本の主要ビールの味比較 [酒]






ビールの図鑑

ビールの図鑑

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: マイナビ
  • 発売日: 2013/05/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


【ビールの図鑑/日本ビール文化協会、日本ビアジャーナリスト協会監修/13年5月初版】
やっぱりドイツ人はビールをたくさん飲んでいます。日本人の2.5倍飲んでるそうです。ネットで調べると、2011年のレポートでは、日本人は1人当たり年間44Lだそうです。350ml缶換算で125本。ほぼ3日に1本の割合で缶ビールを空けています。これは全人口で割ってるので、子どもと飲まない人を引くと2日に1本ぐらいになる。ドイツ人だと毎日1本以上飲んでることになります。

イタリアやスペイン、フランスなどブドウが採れる地域は、ワインを中心とした食生活が発達しました。それより北の地域では、ブドウに変わる麦による酒づくりが行なわれました。ドイツ、チェコ、ベルギー、イギリス、アイルランドなんかです。ドイツ人は1人当たり年間108L、チェコ人123L、アイルランド101L、イギリス人72L、ベルギー人78Lです。

世界全体のビール製造量は26年連続で増加して185百万KLに達しています(2013年現在)。その半分はバドワイザーを擁するアンハイザーブッシュインベブ、SABミラー、ハイネケン、カールスバーグの上位4社のビールで占められています。これらの主力製品はクセが無く、軽い後味が特徴のライトなピルスナースタイルです。また、世界一のビール生産国は中国で、経済成長する新興国はビール生産量も伸びています。(中国人1人当たり年間34L)

この本は全面カラーの図鑑で、世界のビール136本と基礎知識が書かれています。海外出張の多い方なんかは、この本を手元に置いて、各国のパブで銘柄指定して飲まれると良いでしょう。日本みたいに「とりあえずビール」というわけにはいかず、銘柄を指定しないといけないでしょうから。

読書メモの変わりに、日本の6大ブランドと、海外のメジャーブランドのフォトを貼って置きます。クリックすると拡大するので、中身を読んで味の比較もできます。日本の6大ブランドでは、オリオンビールとアサヒのスーパードライの味が似通ってますね。

僕がぜひ飲んでみたいビールは、ビアハンター故マイケルジャクソン氏が絶賛する、スリランカのライオンスタウト。ま、そのへんのスーパーには売ってないですが^^;

(以下のフォトクリックで拡大。中身が読めます)

キリンラガー
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アサヒスーパードライ
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サッポロワンスター
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エビスビール
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サントリープレミアムモルツ
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オリオンビール
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コロナビール
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バスペールエール
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ギネスビール
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ハイネケン
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ライオンスタウト
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ビール飲んで騒ぐ奴♪
俺と一緒に来ないか
ZZ TOP - Beer Drinkers and Hellraisers♪
彼らも長いですね~。44年もメンバーチェンジなしでがんばっています。





トレス・オンブレス(リマスター&エクスパンデッド)

トレス・オンブレス(リマスター&エクスパンデッド)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2011/04/06
  • メディア: CD



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究極のみかん甘平と、1000円以下の旨安ワイン [酒]





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たまには本以外のことを[わーい(嬉しい顔)]
究極のみかんと、1000円以下のうま安ワインについて。

みなさんは、かんきつ類はお好きでしょうか。ちなみにウチの家族はぼく以外は、あまり食べません。知人から箱に入った、デカいみかんを頂きました。デカいみかんといえば、甘夏、だいだい、はっさくのように、皮が分厚くてむきにくい。中身の皮も食べられないほど分厚い。種がある。という三重苦です。

これまで人生で、3回驚いたかんきつ類があります。伊予甘、ネーブル、グレープフルーツです。それぞれ、甘かったり、食べる皮が薄かったり、独特の味がしたりで、すっぱいかんきつ類を食べなれた者からすると、驚きのうまさでした。だけどこれらは、子供の頃の話です。長らくそのような驚きの味のかんきつ類を食べたことがありませんでした。

今回知人から頂いたときも、家族はだれも食べんしなぁ。食べるのも面倒くさいし…と一週間も放置しておりました。そして迎えた3連休。暇やしデカいみかんと格闘でもしようか、と食べてみました。

「なんじゃ、こりゃ~」130211_1037~01.JPG

想像してごらん 巨大な身のしまった温州みかんを
想像してごらん 薄皮でとても甘いみかんを
想像してごらん 種が無いジューシーなみかんを
想像してごらん 外皮が薄くむき易いみかんを

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思わずジョンレノン口調になってしまいました<_ _>

三重苦がすべて改善されています。アラブの王様や中国共産党幹部が、こぞって購入しそうです。銀座や北新地のチーママが好きそうな味です。

甘平、愛媛で生まれた新品種。2007年に品種登録された、まだ新しいみかんのようです。1こ300円ぐらいと、ちょっと高いですが、もらうとこの味には誰でもびっくりします。


さて次は1000円以下のうま安ワインです。ふだんは500~1000円程度のワインを週に一回ほど購入してるのですが、新世界(チリや南ア)などの、そこそこまずくない、特徴のないワインが多いです。そのなかでこの1年探索を続けまして、ベストの2本です。ジャ~ん!

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<デル・フィン・デル・ムンド・レゼルヴァ カベルネ・ソーヴィニヨン>
あのメッシが愛飲してるワインです。まるでメルローのようになめらかで、一応カベルネソーヴィニヨンの渋さも持ち合わせてる、後味がとても旨いワインです。近所では880円で売られてます。メッシなんか、お金は使い切れないぐらいあるのだから、1万円のワインばかり飲んでも、いいような気がしますが、価格じゃないんでしょう。



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<エヴォディア>
これも近所で880円~990円で売られてます。なんとパーカーポイント90点です。(2010年もの)毎年80点台後半です。世界三大ワイン評論家もべた褒めです。
パーカーは、「うっとりするほど魅力的。愉快な力作で格安」
タンザーは、「セクシー」
ワインスペクテーター誌は、「ケース買いして、ハマッてる」
神の雫にも登場しています。
これも1000円以下のワインにはなかなかない、後味の余韻がしっかりとあります。

ぼくはパーカーポイントを評価してます。1000円以下でも3000円のワインより高得点がある。その姿勢が、ぼくのようにお金のない酒飲みには嬉しいのです。
(ロバートパーカー:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC


Trashcan Sinatras - Oranges and Apples
トラキャンのアコースティックな雰囲気は結構好きです。[るんるん]

みかんは 君によりつくられ♪
そして 君により倒された



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格安ワイン飲み比べ~スコッチウイスキー雑学ノート [酒]





久しぶりに酒のことです。晩酌用の安物ワインの味比べをしてみました。
懐にやさしい1500ml(8合)で880円のワインです。以下の4種類です。
これなら1日二合飲んでも220円にしかなりません(喜)。
日本酒の純米酒紙パックレベルの価格です。(近所の酒屋)
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ぼくは外飲みではとりあえずビールから入りますが、家ではワイン、日本酒、ハイボール、
ジントニックが晩酌時のローテーションです。みなさんは何を飲まれますか?
(ジンは37.5度の安物のギルビー、ハイボールは普通の角が一番あう気がします)

好みの酒を語るときに、高価なものは日常では飲めないので、
とりあえずアルコール単価は揃えます。基本はビール350mlの200円です。
これの等価はワイン&日本酒の14度なら四合ビンで1000円、
ウイスキー40度なら四合ビンで3000円まで、焼酎25度の一升ビンなら5000円になります。
これを超えるものは高い酒として日常酒とはカウントしません。
ウイスキーならマッカラン12年3200円まで、焼酎なら伊佐美5000円までです。

昨日、一時帰国してた酒好きのドイツ駐在員と話しましたが、ビールは缶1本1ユーロ、
ワインは四合ビンで2ユーロ程度、4~5ユーロも出せばそこそこうまいものが飲めるとのことでした。
うらやましい。。

ワインは好きで1000円以下を中心に良く飲むのですが、
ここ数年は新世界もののワインが急増してます(チリ、南アなど)。
だいたい800円前後でそこそこの味です。
それと伝統国のワインもユーロ安で同価格帯に近づいてきてます。
近所の酒屋では伝統国の金賞受賞ワイン10種類くらいが、
1300円⇒900円前後にディスカウントして売られています。良い時代になりました。

とはいえ欧州に比べれば2倍以上高い、四合ビン換算で440円のワインがそこそこ飲めるなら、
ようやく日本も欧州並みだ!との期待感から安くてうまいものを探してみました。

結果は以下の通りです。どうしても酸化防止剤が入ってるとあのマッチを擦ったような味がするので、
開封後に30分以上空気に触れさせる必要がありますが、すぐに飲みたいのが人間心理です。
キャップをして翌日の味ではなく、開封後にすぐ飲んだ味の違いです。

1.メルシャン酸化防止剤無添加おいしい赤ワイン(白ラベルのほう)
2.メルシャン酸化防止剤無添加おいしい赤ワイン(赤ラベルのほう)
3.サッポロアロマルージュ酸化防止剤無添加赤ワイン
4.メルシャンボンルージュ赤 健やかワイン

とりあえず赤だけ比べて白は未トライです。安物の白はちょっと飲めないことが多いので。。


1&2位以外は、あまりお薦めできる味ではありません。
1&2位はビールに例えるとキリンの麒麟端麗(生)程度です。なんとか飲める。
3位は第3のビール、4位はノンアルコールビール(笑)。
ビールは喉越しで味わい、ワインは舌先で味わうものだから、
ビールのほうが下のグレードの許容範囲が広いので、比喩にならないかもしれませんが感覚です。


四合ビンで安くてうまいワインは、ヨセミテロード598円(白ワイン)です。
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イトーヨーカドーのワインで、そこらの1000円前後の白ワインよりよほどうまいと感じています。
若干ライチの風味がします。
200円で6個ぐらい入ったクリームチーズを海苔でまいてツマミで食べることが多いです^^

(追記:ラベルが変わって味が落ちてしまいました。。残念)

少し前に、ある会社で10年以上ワイン事業部にいた人(シェアは低いと言ってましたが)に、
日ごろのワインに関する疑問をぶつけてみました。ヨセミテロードのことも聞いてみました。
おしゃれな人で、工業製品の事業部に移ってもワインレッドのポケットチーフをしてました。
以下にメモを。


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①シャブリと同じ味で、1000円前後のワインはあるか?
⇒ない。シャルドネの問題でなくて、あそこの地層があのミネラル感をだす。
(あの味を得ようとすると、2000円以上出さないといけないのか。。残念)

②なんでソムリエは何年のどこってわかるの?
⇒だれでも少し勉強すれば、においと色でだいたいわかる。ただ何年ものまでは、難しい。
(ちなみにその人もわかると)

③なんでヨーカドーの598円ワイン(白)はあんなにうまいんか?
⇒ヨセミテロード(カリフォルニア産)は150万本(ケースだったかな?)発注で、
仕入単価を大幅に下げてる。

④南ア(ワインの新世界)の仕入は、危険じゃないか?
⇒ヨハネスブルグの夜は危険。交差点で信号で止まると窓ガラスを割られるので、
みんな信号無視で止まらない。だけどワインの仕入はケープタウンなんで、
あそこは白人が多くていい街。ペンギンも鯨もいる。

⑤日本ではどれくらいのワインが飲まれてるの?
⇒約3億本/年ワインが飲まれてる。これはずっと最近はかわってない。


一応本ブログなので、酒に関する本でお薦めのものを1冊。
酒が好きなので近所にある図書館にある酒コーナーのものは、全部読んでみました。
だいたい30冊くらいです。ただどの本を読んでもそんなに面白くありません。
紹介されてるワインやスコッチや酒が高いのです。
だれがそんな酒が日常生活で買えるんだろう。。

酒知識系の本でも物書きのプロが書いてないので、すっと文章が入ってこない。
そんななかで共感でき、ためになったのがこの本。スコッチウイスキー雑学ノート。

スコッチ・ウィスキー雑学ノート―今宵も「生命の水」について、ひとくさり…

スコッチ・ウィスキー雑学ノート―今宵も「生命の水」について、ひとくさり…

  • 作者: 双神 酔水
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 1999/09
  • メディア: 単行本


とても読みやすく、知識がすっと腹におちる1冊です。

なんていうか目線が低いです。シングルモルト礼賛に警笛をならし、
まずはブレンドスコッチのスタンダードクラスを10種類以上ストレートで飲んでから、
次のステップへいくべしと。ブレンドスコッチスタンダードは1000円前後であります。
これらの安い銘柄をちゃんと解説してくれてます。

本の教えどうりに飲んでみると、それぞれに個性があってその違いがよくわかるようになりました。
いきなり12年ものから入ると、スタンダードクラスは喉に刺激があって飲めなくなります。
口が贅沢になっちゃう。そのこともちゃんと書いてくれてました。

(ちなみにロックにすると喉への刺激はなくなります。
ある意味ロックや加水は安酒を飲むには最適な方法で、
逆にいうと高い酒はストレートで飲まないのはもったいない。
ジョニ赤と黒の違いはストレートなら明確ですが、
ロックにしたとたん安酒のほうの喉への刺激が消えるので、
赤のほうがうまく感じる人もいます。)


もちろんスコッチの歴史もばっちりです。ブランデーの不作のときに代替で飲まれ始め、
とくに最初はシングルモルトは田舎の下賎な酒とされ、
うまくブレンドされ味が調整されたものが洗練された階級がのむスコッチだったそうです。

書きながらもう一度図書館で借りて読みたくなりました。だいぶ前に読んだ本なので。

お酒はほどほどに^^エイミーワインハウスでRehab 訳詩つきです。


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等価交換 [酒]







グレンリベット3000円とJ&B1400円は味が似てると思いませんか?

等価交換!!といっても、酒の話です。

酒飲みは、どの酒がお得か、常々かんがえています。

エタノール容量あたりの単価で比較します。

ビール:350mlx5%=18ml=200円を基準とすると、

ワイン:720mlx14%=100mlは、
(100÷18=5.5倍)200円*5.5=1,100円

日本酒:720mlx14%=100mlは、
(100÷18=5.5倍)200円*5.5=1,100円

ウイスキー:720mlx40%=288mlは、
(288÷18=16倍)200円*16倍=3,200円

焼酎:1800mlx25%=470mlは、
(470÷18=26倍)200円*26倍=5,200円

缶ビール200円と等価なものは、

ワイン(四合ビン)、日本酒(四合ビン)は1000円前後です。
日本酒は高級なものまで買えますが、
ワインはいいものは買えません。

ウイスキーなら、3,200円前後なので
マッカラン12年クラスが買えます。

焼酎なら、さすがに鹿児島3M(魔王、森伊蔵、村尾)は無理ですが、
5,000円前後で伊佐美クラスまで買えます。

こう考えると、やはりワインが一番高い。
ほかの酒ならビールと等価で相当高級なものまで買えますが、
ワインは1000円ではカバーしきれません。

1000円前後のジョニ赤なんかのブレンドスタンダード
が中身も考えると一番お得なのかな~。
紙パック1.8L焼酎の1000円前後は激安ということになるな~。

酒飲みのつぶやきでした。

1:51から「いやーパンツ、いやーめくれば、○○こ」と聞こえる、
デキシーズミッドナイトランナーズのカモンアイリーン。83年ビルボード1位。




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ザ・マッカラン12年 [酒]






ぼくの常備酒です。だいたい3200円程度。余市10年4500円、山崎10年3500円より安いです。

最高の言葉で形容されてます。
シングルモルトのロールスロイス、スコッチ界のシャトーマルゴー、麻生さんがバーで飲む酒。(18年)

あくまで個人的な意見ですが、ストレートで飲むんだったら、一番うまいでしょう。
同価格帯の、ブランデーのVSOPクラス(レミー、カミュ、マーテル並行、オタール)なんかより甘くなくて、
シングルモルト系では、グレンリベットやフェディックみたいに薄くなく、
シェリー樽系では、グレンファークラス12年より1000円安くうまい。

ブレンドでなくて、なんでこんなにうまいのか?
(歴史的に言うと、シングルモルトは田舎の酒で、ブレンドのほうが洗練されてる時代のほうが長かった。
昨今のシングルモルトブームはいかがなものか?)

ウイスキーをあまり飲まない方は、これから入るのもいいかも。
最初に一番うまくてコスパがいいものをどうぞ。スコッチが好きになるかもしれません。

シンリジーでウイスキーインザジャー♪



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安いワインその2 [酒]






コノスル・ゲヴュルツトラミネール・ヴァラエタルが朝日新聞の1000円前後のおいしいワインで1位に輝いたとこの前書きました。(680円)

コノスルの680円ワインが5本ほど、並んでたので、今日も買ってきました。コノスル・シャルドネ・ヴァラエタル


うーん微妙。若すぎる、すっぱすぎる。やっぱりコンテストで受賞するワインはうまいけど、おなじメーカーでも、違う種類になると、もひとつですね。

ここのピノロワールはチリNo1らしいので、こんどは赤ワインを買ってみよう。

曲のほうは、THE Days of wine and roses - Julie London
ジャックレモン。。酒はこわいですね



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安くてうまいワイン [酒]








ヌーボーの解禁日は、なじみの居酒屋で同僚とのんでました。
「大将、ヌーボーある?」
「あるわけないやん。だれも飲まんし高い」

昨日、話題のペットボトルヌーボーを買いにスーパーによりましたが、売り切れ。
350mmで1580円のヌーボーはパスです。フランス産で空輸は高い・・

いつもの豊富な品揃えの酒屋へ行きました。
安くてうまいワインみつけました。
雑誌のワイン特集で203本(2000円以下)から厳選された白ワイン部門の1位。
朝日新聞の赤白あわせた1000円前後のうまいワインでも、
赤ワインをおさえて堂々の1位。コノスルの白ワイン680円です。

シャブリの味はしないですが、いわゆるシャルドネ風のあまい酸味のある、
しっかりした味わいでした(辛口とか書いてますが。。)

チリ、南アフリカ、ポルトガルなんかの新世界ワインは、
人件費が安くて、先進国の技術導入はしっかりしてるので、安くてうまい。

だいたい1本/2日であけるので、340円/1日となり、
ちょっと高いビールくらいの感覚です。

まあライフスタイルは人によって違うので、
3000円のワインをばんばん買える人もいますが、
ぼくには新世界で十分です。

新世界の第2楽章♪
第4楽章にしようか迷いましたが、やっぱり第2楽章ですよね。
ちなみに新世界とはアメリカの事です。
チェコのドボルザークがアメリカにわたって書いた、彼の最後のシンフォニーです。






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酒豪の相手 [酒]






水、木と酒豪の相手をしたので、眠りこけてました。

(水)は、ビールピッチャー一息が得意技の輩と、飲んでました。
2軒目のフィリピンバーで、ジェニーから、
「酒の強い男は女にヨワイね~」
と言われて、なぜかそいつは喜んでました。

(木)は、完全二日酔いモードでしたが、昔の上司がやってきて、
「ちょっと行こうか~」
サラリーマンは断れるわけもなく、ほいほいついていくと、
5軒もまわり(めしx1、スナックx4)、まるで新地のたかじんか、
銀座の、みのもんたのような、飲み方をしてました。

先輩は、そこそこの交際費はもってるので、
ふところのダメージは少なかったですが。。

というわけで、金曜は、グロッキーで、最低の仕事だけ終わらせて早退です。
昼過ぎから、岩盤浴で酒を完全にぬいてから、家に帰り、いままで寝てました。
おひゃようございます。


チックコリアで、「ストレート・ノーチェイサー」



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ジョニ黒の経済学 [酒]






そのむかし、ジョニ黒はものすごく高価だったらしい。
それが今は、所得の増加と為替の影響で安くなりました。

          1960年     現在
①銀行員初任給   1万円くらい    20万円くらい 
②ジョニ黒価格     1万円      2000円強

①は日本の経済成長のたまものです。
②は為替です。60年は1ポンド=1000円、現在は1ポンド=200円(直近は150円まで下落)。
単純に日本円の価値が5倍になったということです。

スコッチウイスキーには、ブレンドとシングルモルトがあり、ジョニ黒は、ブレンドの12年物です。

ロックで飲むと、年数の若いジョニ赤(世界で一番売れてるスコッチ)との味の違いはわかりませんが、
ストレートで飲むと、味の違いがわかりやすいです。
12年以上は、だいたい飲んだ時にのどへの刺激が少ないです。
舌の上での味わいというより、のどへの刺激の問題です。

むかしから評価されてるものは、やっぱりうまい。(ホワイトホース&ジョニ黒が人気あった)

年数の若い(スタンダードタイプ)1000円前後のスコッチを、10種類ほど飲んでから、
今は12年にランクアップさせてます。ささやかな、一日の楽しみです。

82年のシングルヒットで、ジョニーの青春♪


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ぼちぼち牡蠣ですか [酒]






好きなので、3日飲み会が続いてます。
昨日は、風呂の中で2時30分まで寝てました。

牡蠣食べました。今は、宮城産だそうです。
そろそろ、相生やら広島が出始めるらしい。

森伊蔵がグラス2000円でした。
3杯目からは味がわからんです。

2軒目で飲んだ、豪放磊落(芋)はうまかった。
魔王の前村杜氏がつくった焼酎で、正直、森伊蔵より美味。

鹿児島3M(森、村尾、魔王)は買えないので、今度から豪放にしよう。
れんとか朝日のような黒糖風の味わいのある焼酎でした。

きょうは、梨田さんのかっこいい言葉を
「悔しかったら奥歯を噛め。奥歯をかむと自然と笑顔になるんだ」

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鏡花水月法 [酒]







あまりにも多くのことを説明しようとすると、かえってわかりにくいですよね。。

これからは鏡花水月法でいきたいです。

スカートとスピーチは短い方がいい!

写真はブレンドスコッチ(スタンダードクラス)のパスポート1250円。
とても辛口で、注ぎ口は2mm(タバスコ形状)。多分もう買わないでしょう。

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